当センターが所管する区域は、美馬市・つるぎ町の1市1町(以下「管内」)からなり、北は讃岐山脈、南は剣山を頂上とする四国山地に挟まれ、中央部を西から東へ流れる四国三郎吉野川の中流域に位置します。耕地は、吉野川の両岸に形成された標高約40mの平坦部水田地帯から標高約1,000mの山間部に点在する傾斜地畑まで変化に富んでいます。
こうした立地条件を生かし、ブロイラーを中心した養鶏業が盛んに行われ、本県唯一の水稲種子生産のほか、野菜、果樹及びそばを含む雑穀の伝統品目等、露地栽培を中心に特徴のある農業が営まれています。また、管内と隣接する三好市と東みよし町を含む「にし阿波」地域の山間傾斜地畑において400年以上にわたり脈々と受け継がれてきた独自の農業文化である「にし阿波の傾斜地農耕システム」が、国連食糧農業機関(FAO)から持続可能な農業の実現に貢献する、次世代へと引き継ぐべき「世界農業遺産」として認定を受けています。
しかしながら、管内では、「担い手の減少と労働力不足」「生産者の高齢化」が深刻であり、さらに、耕作放棄地の増加、生産資材価格の高騰、気候変動による生産への影響等、管内の農業・農村の取り巻く課題が山積しています。
このような管内の状況を踏まえ地域農業の持続的な発展を図るため、「徳島新未来創生総合計画」や「徳島県食料・農林水産業・農山漁村基本計画」、更に本県が令和6年度から「人材の育成・確保」と「生産力の向上」を目指す「とくしま農業振興プロジェクト」の施策など踏まえ「普及指導員行動計画」を策定しました。本計画は、次に掲げる「重点課題」として位置づけ、限られたリソースを集中させ、市町、JA等の関係機関と連携して取り組むとともに、地域の農業者のニーズに対応し日常的に行う、広範かつ基礎的な支援活動をとおし、普及指導活動を展開します。
管内1市1町(美馬市・つるぎ町)を対象に、農業支援担当及びブランド推進担当を設置し、地域農業の振興やビジョン策定に関するコーディネートを行い、担い手の維持・確保とともに農業振興、農村の活性化を図ります。
また、農林水産総合技術支援センター関係課と連携し、農業・農山村の振興に総合的な指導力を発揮する体制としています。推進に当たっては、技術指導を基本に、市町・JA・地域指導者と連携・協力体制を積極的に構築します。
所在地 〒779-3602 美馬市脇町大字猪尻字建神社下南73 徳島県美馬合同庁舎4階
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