1 病害虫防除
開花期に、コアオハナムグリ、チャノキイロアザミウマを対象とした殺虫剤を散布しましょう。
1 施肥
樹勢維持と果実の肥大のため、6月中下旬に夏肥を施用しましょう。
2 病害虫防除
5月末から6月上旬に、ヤノネカイガラムシを対象とした殺虫剤を散布しましょう。
梅雨の降雨によって黒点病の発生が助長されます。黒点病を対象とした殺菌剤を散布しましょう。
ミカンハダニ、ゴマダラカミキリの発生に注意しましょう。
1 摘果
生理落果終了後、樹勢の強い樹は80~100葉に1果、樹勢の弱い樹は100~120葉に1果を目安に摘果します。
有葉果を残し、傷果、奇形果、直花果、内なり果、裾なり果を対象とします。
2 除草・土壌の乾燥防止
雑草が繁茂すると樹との間に水分競合を生じやすくなります。草刈りと樹冠下に敷草をして、雑草の生育を抑え
つつ土壌の乾燥防止に努めましょう。
3 病害虫防除
7月上中旬、黒点病を対象とした殺菌剤に、ミカンハダニ、ミカンサビダニを対象とした殺虫剤を混用して散布
しましょう。
1 仕上げ摘果
前月に引き続き摘果しましょう。
2 除草・土壌の乾燥防止
前月に引き続き、草刈りと樹冠下に敷草をしましょう。
3 病害虫防除
8月上中旬、黒点病を対象とした殺菌剤に、ミカンハダニ、ミカンサビダニを対象とした殺虫剤を
混用して散布しましょう。
1 施肥
樹勢維持と果実の肥大のため、9月上旬に初秋肥を施用しましょう。
2 除草・土壌の乾燥防止
前月に引き続き、草刈りと樹冠下に敷草をしましょう。
3 病害虫防除
9月上中旬に、黒点病を対象とした殺菌剤に、ミカンハダニを対象とした殺虫剤を混用して散布しましょう。
1 施肥
樹勢維持と果実の貯蔵性の向上のため、11月中下旬に秋肥を必ず施用しましょう。
2 病害虫防除
貯蔵中の腐敗発生を抑制するため、収穫10日~20日前に、青かび病、緑かび病を対象とした
殺菌剤を必ず散布しましょう
1 収穫・運搬
着色の良い果実から、傷つけないよう丁寧に収穫しましょう。運搬、選果などの取り扱いも注意しましょう。
2 予措・貯蔵
着色の程度、大きさ等により大別し、予措します。
定期的に貯蔵庫内の温湿度を確認し、換気と貯蔵果実の点検を行いましょう。
3 病害虫防除
収穫終了後、ヤノネカイガラムシ、ミカンハダニを対象とした殺虫剤を散布しましょう。
1 土づくり・土壌改良
計画的に深耕を行い有機物を施用しましょう。
土壌分析の結果に基づき、酸性の強い園では苦土石灰を施用し、pH 6.0を目標に土壌改良しましょう。
2 間伐
隣接する樹の枝先が重なり合うような密植園では間伐を行い、作業性を向上させましょう。
3 施肥
2月下旬~3月中旬に春肥を施用しましょう。
1 整枝・剪定
徒長枝を剪除し、受光や作業性を考慮しながら間引き剪定しましょう。
2 苗木の定植
深植えに注意して定植しましょう。