1 病害防除
出穂から登熟期にかけては降雨と高温により「赤かび病」が発生しやすいので、適期防除に努めましょう。
2 雨・湿害対策
(1)特徴
ほ場の過湿は麦の全期間にわたって生育を阻害し、収量・品質に与える影響が大きいです。
登熟期には根の活力が低下し、養水分の吸収が阻害され、小粒化や品質の低下を招きます。
(2)対策
排水溝を切るなどほ場外への排水に努めましょう。
薬剤を適期散布しましょう。
1 収 穫
(1)刈取適期
麦は、収穫適期幅が短いので、計画的な収穫作業に努めましょう。
降雨後は、麦をよく乾かして収穫しましょう。
(2)乾燥までの時間
収穫後の麦は、長時間放置すると熱が発生し、品質低下を招くので、
注意しましょう。
2 乾燥調製
(1)乾燥方法
高温による急激な乾燥を避け、熱損粒を生じないように気をつけま
しょう。
降雨後の水分の高い麦を乾燥するときは低い温度で乾燥しましょう。
(2)調 製
乾燥後はライスグレーダを用い選別調製をよく行いましょう。