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水稲種子審査業務

(1)概要

美馬農業支援センター管内では、美馬東部稲麦種子生産組合が、水稲種子を生産し、県民の主食である「米」生産の礎を担っています。
県では、優良種子を確保するための取組みとして、「徳島県主要農作物等種子生産実施要綱」等に基づき、美馬農業支援センターが中心となり、他支援センター等の協力を仰ぎながら、水稲種子審査を行っています。
審査には、ほ場審査(出穂期及び糊熟期)、種子品質の確認、生産物審査(発芽試験)があります。特に、ほ場審査は、真夏の炎天下での体力的に大変厳しい業務ですが、職員は責任感を持ち、異株や病害虫や雑草の発生の有無など、栽培管理状況の確認に取り組んでいます。

(2)現状と今後の展開

令和4年度には、4品種(あきさかり、ヒノヒカリ、キヌヒカリ、山田錦)のほ場指定された約28ha、298筆について、8月1日~9月5日に出穂期ほ場審査、8月23日~9月20日に糊熟期ほ場審査を行いました。その結果、約98%のほ場が合格となりました。
生産物審査では、品質検査を合格した種子の発芽試験を行っており、150検体(175,044kg)について検査を実施しました。異品種等異常な種子を含まないことのほか、発芽率90%以上を合格基準とし審査した結果、全ての種子が合格となりました。
令和5年度は、新たに「コシヒカリ」を加え、7月下旬から約27ha、292筆についてほ場審査を実施しています。
引き続き、県内種子流通の需給調整を担う徳島県米麦協会をはじめとする関係機関と連携を図りながら高品質な優良種子生産に向けて支援をして参ります。

ほ場審査の様子
発芽試験
水稲種子生産組合総会の様子
水稲種子生産組合総会