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特集1:新時代へ踊りだそう【令和6年4月号】

新時代へ踊りだそう
Sustanable AI(藍) Land
TOKUSHIMA

「徳島新未来創生総合計画」を策定しました。

 人口減少が加速し、自然災害が激甚化・頻発化する我が国において、今後10年が地方の正念場、まさに「地方創生戦国時代」を迎えています。

 こうした状況の中、本県が勝ち抜いていくために、県民の皆様と共に推進する県政運営指針となる「徳島新未来創生総合計画」を策定しました。

 この計画では、10年先を見据え、本県が目指すべきビジョンとして「未来に引き継げる徳島」の実現を掲げ、ミッションとなる「安心度UP」「魅力度UP」「透明度UP」、5年で取り組む「戦略」「戦術」「成果を実感できる指標( KPI ) 」を設定しています。

 「ずっと居りたい」「いつも帰りたい」「みんな行きたい」徳島を目指し、県民の皆様と共に、未来志向の挑戦を加速させ、新時代には新次元の積極的な施策を講じて参ります。

[計画の構成]
基本構想編 10年先を見据えた構想
ビジョン 本県が目指す姿
ミッション ビジョン実現に向けて果たすべき使命3項目
基本計画編 5年間で取り組む重点施策
戦略 ミッションを達成するための政策群17項目
戦術 戦略を実行する具体的施策群75項目

子どもたちに引き継げる徳島に

徳島県知事 後藤田 正純(ごとうだ まさずみ)

私は、まずは地方から、現場から社会を変えていきたい、そして一歩先の日本の姿を徳島から示していきたいと思っています。ただ、それは一朝一夕にできるものではありません。今回、そのための「種まき」として、これからの中長期的な計画「徳島新未来創生総合計画」を策定しました。ビジョンとミッションを県民の皆様、県職員の皆さんと共有しながら、新時代には新次元の政策で挑戦をする。野球でいえば、「いかに守るか」だけではなくて「いかに点を取っていくか」、走攻守そろった行政を目指していきたい。10年後20年後の子どもたちに引き継げるように、世界に開かれた、全国に注目される徳島を目指していきます。

徳島県知事 後藤田 正純(ごとうだ まさずみ)


「未来に引き継げる徳島」の実現へ

「安心度」「魅力度」「透明度」を高めるための新次元の施策を展開します。

徳島新未来創生総合計画で定めた17の戦略

安心度UP

いかなる困難もしなやかに乗り越え、誰もが自分らしく輝き、 安心して豊かに暮らし続けられるよう、本県の「安心度」を高めていきます。

切れ目のない子育て支援をはじめとした 「こどもまんなか社会」の実現

  • 結婚・妊娠・出産の希望が叶う環境づくり
  • 子どもの健やかな育ちを支える環境づくり
  • 地域で子ども・若者を見守る体制づくり

徳島新未来創生に向けた教育再生

  • 主体性・多様性・国際性を育む教育の推進
  • 全ての子どもが安心して学べる環境づくり

一人ひとりが自分らしく輝ける社会づくり

  • 地域の絆が深まり、人権が尊重される共生社会づくり
  • 生涯を通じた学びの充実

グリーン社会の構築

  • 脱炭素型ライフスタイルへの変革
  • 脱炭素社会の実現に向けた基盤整備

健康づくりの推進と医療・介護・福祉の充実

  • ライフコースに応じた健康づくりの展開
  • がん・難病対策等の充実強化

危機管理体制の充実と県土強靱化(レジリエンス)の推進

  • 危機管理体制の充実
  • 事前復興の推進と快適な避難環境の確保

県民生活の安全・安心確保

  • 先駆的な消費者行政の推進
  • 食の安全・安心の推進
●チーム育児の推進
●災害図上訓練

魅力度UP

人を惹きつける本県の強みを磨き、発信しながら、県民一人ひとりの誇りや愛着を高め、 にぎわいと活力を創出するよう、本県の「魅力度」を高めていきます。

観光立県の推進~徳島観光復活ビッグバン~

  • 国内外との動線確保
  • 高付加価値なコンテンツの充実
  • 持続可能な観光地づくり
  • 国内外への情報発信の強化と本県の認知度向上
  • 大阪・関西万博を契機とする誘客促進

文化芸術の振興

  • あわ文化の継承発展による地域活性化
  • 世界遺産登録への挑戦

スポーツ立県の推進

  • スポーツ力の向上
  • スポーツ環境の向上

攻めの農林水産業

  • 持続可能で競争力のある農業の実現 
  • 持続可能で競争力のある畜産業の実現

地域経済を牽引する企業の成長と新産業の創生

  • 地域産業の持続的発展
  • 地域産業を支える交通インフラ整備の促進

労働力・後継者不足対策の推進

  • 幅広い人材マッチング・定着支援と生産性向上・賃上げの推進
  • 職業能力開発の充実強化

国内外から選ばれる魅力的な地域づくり

  • 持続可能で魅力的なまちづくり
  • 移住・二地域居住の促進
●インバウンド誘客に向けたプロモーション
●県内企業のビジネスチャンス創出

透明度UP

様々な政策を展開していく土台として、持続可能な行財政運営を実現し、 公平・公正で開かれた行政を推進するなど、県政運営の「透明度」を高めていきます。

開かれた県政運営の推進

時代のニーズに対応する県政運営体制

持続可能な財政運営の推進

詳しくは次のリンク先へアクセスしてください。
「徳島新未来創生総合計画」の策定について(別ウィンドウで開く)

令和6年度当初予算の概要

予算の規模・編成方針

総額 5,002億円
(コロナ関係予算を除く令和5年度「通年」予算比 100.9% +45億円)

知事就任後、初の当初予算として、 「未来に引き継げる徳島の実現」へ向けた本格的なスタート!

「徳島新未来創生総合計画」の方向性に沿った施策を展開!
スピード感をもって対応すべき、「令和6年能登半島地震」の被災地支援や道路の維持補修、国の「総合経済対策」に呼応する施策を「令和5年度2月補正予算」として、当初予算と一体的に編成!
「こども未来基金」を活用し、「こども・子育て関連施策」を積極展開!
「令和6年能登半島地震」の被災地支援への迅速な対応などのため、国の動向も踏まえ、予備費を倍増!(1.5億円→3億円)

予算の使い道
令和6年度当初歳出総額 5,002億円
教育費 882億円(17.6%)
民生費 687億円(13.7%)
公債費 672億円(13.4%)
商工費 661億円(13.2%)
土木費 520億円(10.4%)
諸支出金 354億円(7.1%)
農林水産業費 289億円(5.8%)
総務費 277億円(5.5%)
衛生費 273億円(5.5%)
警察費 225億円(4.5%)
その他 162億円(3.3%)

教育費…教育や文化の振興に使うお金
民生費…福祉の充実のためのお金
公債費…県の借入金返済のためのお金
商工費…産業の振興と創出のためのお金
土木費…道路整備など県土づくりに使うお金
諸支出金…市町村への税交付金などのお金
農林水産業費…農林水産業の振興のためのお金
総務費…地域振興や防災対策に使うお金
衛生費…健康づくりや環境保全のためのお金
警察費…県民の安全を守るためのお金

令和6年度当初歳入総額 5,002億円
自主財源(45・5%)
県税 815億円(16.3%)
諸収入 748億円(15.0%)
地方消費税清算金 347億円(6.9%)
繰入金 282億円(5.6%)
その他 84億円(1.7%)
依存財源(54・5%)
地方交付税 1,525億円(30.5%)
国庫支出金 625億円(12.5%)
県債 390億円(7.8%)
地方譲与税 158億円(3.2%)
その他 28億円(0.5%)

県税…県民税、事業税、自動車税など、県民の皆さんや企業から納めていただくお金
諸収入…貸付金の償還金や利子など
繰入金…県の基金や特別会計などから繰り入れるお金
地方交付税…財政力の弱い自治体に、使い道を定めず交付されるお金
国庫支出金…国が使い道を指定して交付するお金
県債…公共施設の整備のためや地方交付税の代わりに県が借り入れるお金


予算の特色・具現化策

こども・子育て関連予算 171億円( 令和5年度「通年」予算比109.8% +15億円)
全てのこどもが将来にわたって幸せに生活できる「こどもまんなか社会」実現のため、ライフステージに応じた切れ目ない支援策を展開!

公共事業予算 691億円( 令和5年度「通年」予算比101.6% +11億円)
さらに、2月補正において、道路維持補修予算「16億円」(道路3か年リフレッシュ対策)を計上し、総額「707億円」!


安心度UP 1,415億円

災害対策本部初動対応力強化事業
本県の初動対応力を強化するため、今年度常設化した災害対策本部室を拡張するとともに、運営に必要となる機器類等を整備します。

子どもはぐくみ医療費助成事業
子育て世帯の経済的負担を軽減するため、医療費(入院・通院)の助成対象の18歳までの拡充、所得制限の撤廃、入院医療費の完全無償化を行います。


魅力度UP 909億円

徳島バッテリーバレイ構想推進事業
本県の強みを活かした新たな成長産業創出のため、「徳島バッテリーバレイ構想」を策定し、蓄電池関連産業の集積及び蓄電池人材の育成を図ります。

ふるさと納税拡大戦略推進事業
ふるさと納税の受入額拡大のため、市町村及び民間事業者との連携により、返礼品の開発やプロジェクトの効果的な発信等を行います。


透明度UP 8億円

施設管理デジタルガバメント実装事業
「河川・砂防・都市公園」での申請手続について、利用者の利便性向上及び職員の業務負担軽減のため、オンライン化等を行います。

詳しくは次のリンク先へアクセスしてください。
令和6年度当初予算等の概要(別ウィンドウで開く)