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カンピロバクターによる食中毒に注意しましょう!

~「新鮮な鶏肉なら生で食べても大丈夫」は間違いです!!~

カンピロバクターを原因とする食中毒が、全国的に多発しています。

徳島県内でも、毎年のようにカンピロバクター食中毒が発生していますので、調理時・喫食時には注意してください。

【カンピロバクターはどこにいる?】

ニワトリ、ウシ等の家きんや家畜をはじめ、ペット、野鳥、野生動物などあらゆる動物が保菌しています。

特に、ニワトリの保菌率が高くなっています。

【カンピロバクター食中毒の原因食品は?】

1 加熱不足の食肉

鶏の刺身、鶏のタタキ、鶏わさなどの生の状態や加熱不足の鶏肉が原因食品として推定される食中毒事例が多く見られます。

また、焼き鳥やから揚げなどの加熱調理食品でも、中心部まで十分加熱していないと食中毒の原因となります

特に、低温での加熱調理を行う場合は、中心温度とその温度に応じた加熱時間を確認し、適切に加熱してください。

2 二次汚染された食品

生肉を切った包丁やまな板、調理者の手指等を介してカンピロバクターに二次汚染された食品も、食中毒の原因となります。

【カンピロバクター食中毒の症状は?】

・激しい下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などが現れます。

・発症まで、平均2~3日間と長いことが特徴です。

・若齢者・高齢者、その他抵抗力の弱い者は重症化の可能性が高いことに注意が必要です。

・カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があります。

【カンピロバクター食中毒の予防法は?】

●食中毒防止の基本は、「菌をつけない、増やさない、殺す」です。

 1.食肉は十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)を行う。

 2.食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う。

 3.食肉を取り扱った後は手を洗ってから他の食品を取り扱う。

 4.食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行う。

*外食時には、よく加熱された鶏肉料理を選ぶようにしましょう!

 

(参考)

カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)〔外部サイト(厚生労働省)〕