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【開催結果】令和5年度 体験型リスクコミュニケーション「鳴門わかめの加工場を見に行こう!」

 消費者の方々に、鳴門わかめ認証制度における認定加工業者の施設見学及び事業者との意見交換を行うことにより、食の安全安心についての正しい情報を共有し、消費者と食品関連事業者の相互理解や信頼関係を深めることを目的とした「体験型リスクコミュニケーション」を実施しました。

  • 主催:徳島県
  • 場所:有限会社うずしお食品(鳴門市里浦町里浦字花面350-32)
  • 日時:令和6年2月15日(木)10:30~12:45(現地滞在時刻)
  • 参加者:10名
  • 参加費:無料
  • 概要:今が旬の「鳴門わかめ」について、徳島県鳴門わかめ認証制度における認定加工事業者である有限会社うずしお食品を訪問しました。わかめ加工場では、同社代表取締役に加工場の案内と説明をいただき、その後、同社におけるトレーサビリティ体制整備の在り方を中心に、同社の商品展開や目指すべき方向等を講義、参加者との意見交換を行いました。

(1)わかめ加工場の見学

  1. 収穫後、生わかめを湯通しする。この状態での鳴門わかめは茶褐色。
  2. 湯通しすると、鮮やかな緑色となる。投入時間はごく短いが、わかめの生育状況により湯通し時間に加減が必要。
  3. 湯通し後、冷却して色止めし、十分に水切りをする。
  4. 水切りした湯通しわかめに塩をまぶす工程。塩の粒径にも工夫あり。
  5. わかめと塩を馴染また状態。
  6. パレットに移動して、さらに水分を除去する。
わかめ加工場

(2)事業者による講義(トレーサビリティの取組、わかめ加工品の将来展望など)と意見交換

トレーサビリティ等を説明。参加者は熱心に耳を傾け、事業者と質疑応答を行いました。

講義、質疑応答

(3)参加者の感想

  • 製品の賞味期限を遡れば、原藻の採取元にまで辿れることに驚いた。加工履歴は詳細なもので、社内教育にも相当の期間がかかったとのこと、その努力は大変なものだったと思う。
  • わかめ加工の省力化は相当進んでいるとことだが、加工現場を実際に見ると、高品質な商品を製造するためには技術が不可欠、省力化に限界があることもわかった。
  • わかめ偽装のテレビ番組で、食の安全安心に漠然と不安を抱いたが、今回の体験を通じて、思い込みによらない正確な情報の重要性を理解した。
  • 消費者と事業者の相互理解のための情報共有は重要と感じた。身に着けた正しい知識と情報を、身近な人に優しく伝えたい。