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これまでに頂いた申出

これまでに頂いた申出

県立高校入試における受験番号、ならびに学科試験や面接教室の男女の区別をなくしてほしい。(平成15年3月24日受付)

申出の具体的内容

県立高校入試の際、受験番号を男女で区別しているために、学科試験や面接の教室が男女別になっている。これは高校入試の合格基準が性別で違うのではとの思いを保護者や生徒に与える。また、性別にとらわれることなく、「ひと」として自己の能力や個性を十分発揮できる男女共同参画社会に向けての男女平等教育に反している。

事務処理の概要

申出に係る施策を所管する教育委員会学校教育課へ処理を要請するとともに、申出の趣旨を広く県の施策に反映させるため、次のような活用素案を作成し、庁内関係課へ活用可能性の調査を依頼した。

  1. 県が実施する各種試験において、男女を区別しているものについては、その必要性を再検討し、試験方法等の改善について検討を行う。
  2. 広く学校現場で男女混合名簿が導入されるよう具体的な推進方策を検討する。

調査の結果

調査の結果は次のとおり。

  1. 県の実施する試験等で男女の区別を行っているものは見当たらない。
  2. 男女混合名簿の導入については学校長の判断によることから、今後、様々な機会を捉えて働きかけていく。

申出に対する回答

申出に係る施策の所管課からの回答及び活用可能性調査の結果等を踏まえ、教育委員会の回答を申出者に伝えるとともに、申出の趣旨を今後県の関係施策に活用する旨を回答(平成15年6月12日回答)

(教育委員会回答)県立高校入学者選抜時における受検番号並びに学力検査や面接の実施教室を男女別としていることについては、中学校長から提出する「志願者名簿」を男女別に作成していることに起因しています。そのため、平成16年度入学者選抜より「志願者名簿」を男女別とする取扱いを廃止するものとします。