大唐国寺跡
だいとうこくじあと
所在地
徳島県板野郡板野町川端
キーワード
経塚が発見された古代寺院
概要
出土した軒丸瓦や軒平瓦から平安時代前期の寺院と考えられている。しかし、創建時期や寺域は発掘調査が行われていないため不明。1552年(天文21年)に定められた『阿波国念行者修験道法度』に「河端大唐国寺」の名が見えることから、その当時は山伏の拠点寺院であったことがうかがえる。
また、1927年(昭和2年)に経塚が発見され、銅製や鉄製の経筒7点と経典の残片など、多数の遺物が出土した。出土遺物の一部は県立博物館に保管されている。
問い合わせ先
板野町教育委員会
参考文献
『板野町史』板野町役場 1972年