前山古墳群
まえやまこふんぐん
所在地
徳島県小松島市田浦町前山63番地
キーワード
古墳時代中期の円墳
概要
勝浦川南岸の標高約60mの尾根中腹に位置する。自然地形を利用して作られた直径約15mの円墳。1961年(昭和36年)に発掘調査が行われ、竪穴式石槨1基と粘土槨1基が発見された。竪穴式石槨は結晶片岩を用いて作られ、長さ約6.6m、幅約0.9mで非常に細長い長方形である。石槨内からは銅鏡・鉄剣・鉄斧・鑿・鉋・砥石などが出土している。粘土槨からは遺物は出土していない。出土遺物などから5世紀前半に築造されたと考えられる。
勝浦川流域を代表する中期古墳。
問い合わせ先
小松島市教育委員会
参考文献
徳島県教育委員会「前山古墳」『徳島県文化財調査報告書』第6集 1963年




