馬路遺跡
うまじいせき
所在地
徳島県三好市池田町馬路
キーワード
中世の集石墓
概要
馬路遺跡は吉野川の支流である馬路川の北岸、標高266mの丘陵上に立地している。1998年(平成10年)に高速道路建設に伴って発掘調査が実施された。その結果、丘陵の頂部付近で中世から近世にかけての集石墓が7基確認されている。
これら7基の集石墓のうち2~6号墓が砂岩を使用しているのに対し、1号墓のみがこの地域ではあまり産出しない結晶片岩を多量に使用している。作られた時期を比較すると、1号墓のみが中世後半であり、他の6基に比べて古い築造時期を示している。
問い合わせ先
徳島県立埋蔵文化財総合センター
参考文献
徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第58集『馬路遺跡』ほか 2005年