長生古銭出土地
ながいけこせんしゅつどち
所在地
徳島県阿南市長生町
キーワード
中世の埋納銭
概要
1954年(昭和29年)、桑野川堤防改修工事中に阿南市長生町の長生橋南岸で発見された。口径約47cm・器高約75cmの備前の甕から、26,338枚の古銭が出土した。出土銭の多くは中国(唐・宋・明)の銭で、ベトナムや朝鮮(李王朝)・琉球のものも含まれていた。銭の作られた時代からみると、最古のものが開元通寶(960年)、最新のものは琉球銭の世高通寶(初鋳1461年)であった。室町末期(戦国時代)の埋納されたものと推定されている。
問い合わせ先
阿南市教育委員会
参考文献
『阿南市史』
海南町教育委員会『阿波海南大里出土銭』1994年