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とくしま歴史文化総合学習館(徳島県立埋蔵文化財総合センター)

レキシルとくしま

入田の瓦窯跡(内ノ御田瓦窯跡)(県指定史跡)

にゅうたのかわらかまあと(うちのみたがようあと)(けんしていしせき)

所在地

徳島県徳島市入田町内ノ御田

キーワード

国分寺などへを供給した瓦窯 県指定史跡(昭和28年 7月21日 指定 平成18年11月21日 名称変更)

概要

内御田窯跡群の中の一つで、気延山南の東斜面に作られている。第二次世界大戦後に偶然発見さた。1968年(昭和43年)発掘調査が行われ、18段の小さい段状の燃焼部と煙出し部分が確認されている。燃料を燃やす焚き口部分は残っていない。

出土したには軒丸瓦・軒平瓦などがある。これらの瓦と同じ文様のものが阿波国分寺跡・阿波国分尼寺跡・石井廃寺跡などでみつかっており、これらの寺院にを供給されるために作られたことが分かる。窯跡群の中には古墳時代の須恵器を焼成している窯もあり、数百年間にわたって操業していた。

遺跡は、県道123号線を南へ進み、阿波史跡公園を過ぎて気延山沿いに約1km。

入田瓦窯跡の様子
窯跡内部の様子

問い合わせ先

徳島市教育委員会

参考文献

『徳島市埋蔵文化財調査報告書 第11集 内ノ御田須恵窯跡発掘調査概報 ー1981年度ー』徳島市教育委員会 1982

『徳島市入田町入田瓦窯跡調査概報・徳島県那賀郡古屋岩蔭遺跡調査概報』徳島県博物館建設記念学術奨励基金運用委員会 1974

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