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とくしま歴史文化総合学習館(徳島県立埋蔵文化財総合センター)

レキシルとくしま

郡里廃寺跡(国史跡)

こおざとはいじあと(くにしせき)

所在地

徳島県美馬市美馬町銀杏の木

キーワード

阿波最古の寺院跡 国指定史跡

概要

「郡里」に所在し、その地名から名付けられた古代寺院。

寺は東西94m、南北120mの規模があり、法起寺式伽藍配置と考えられている。遺物は土師器・須恵器・の他、青銅製の水煙やヘラ描き戯画瓦などが出土している。は同じ美馬市内にある坊僧窯跡群で焼かれたものと考えられている。存続は白鳳時代から平安時代にかけてである。

建立した氏族ははっきりとしていないものの、近接する段の塚穴古墳群などと同じ系譜にある豪族と考えられる。徳島県を代表する古代寺院。

郡里廃寺跡の様子
郡里廃寺跡に残る心礎

問い合わせ先

美馬市教育委員会

参考文献

『美馬町史』美馬町 1989年

徳島県教育委員会・美馬町教育委員会『阿波・立光寺跡発掘調査概報(徳島県文化財調査報告書第12集)』1968年

徳島県教育委員会・美馬町教育委員会『立光寺跡の発掘調査(徳島県文化財調査報告書 第11集)』1968年|

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