江ノ脇古墳
えのわきこふん
所在地
つるぎ町貞光字江ノ脇
キーワード
段の塚穴古墳群の対岸にある古墳
概要
吉野川南岸の標高88mの河岸段丘上に築かれた古墳。美馬市段の塚穴古墳群の対岸に位置する。墳丘の直径が10mの円墳で、全長5.6m、高さ2.2mの横穴式石室が南東方向に開口する。奥壁は1枚、天井石は5枚の結晶片岩で、側壁は割石をていねいに積み上げて構築されている。玄室の胴張り・持ち送りの特徴が見られる。須恵器・馬具・玉類の出土が知られており、7世紀初頭の築造とみられる。
古墳は、つるぎ町立太田小学校を南へ向かい、万福寺の交差点で西へ約900m。古墳の周囲は公園として整備され、石室に入ることもできたが、現在は立入り禁止となっている。


問い合わせ先
つるぎ町教育委員会
参考文献
『貞光町史』貞光町役場 1965年