舞子島古墳群
まいこじまこふんぐん
所在地
徳島県阿南市椿泊町舞子島1番地
キーワード
島嶼(とうしょ)部に立地する後期古墳
概要
阿南市椿泊町燧崎(ひうちざき)の東、約0.8kmに位置する、東西1.5km・南北0.2kmの舞子島に存在する。古墳群は島の西側の標高20~30mの位置に築造されている。10基の古墳が確認されているが、海蝕作用などによって崩壊寸前のものも存在する。直径約10mの墳丘をもつものが大部分。埋葬施設としては、横穴式石室3基と竪穴式石室の可能性があるもの1基、箱式石棺1基が確認されている。須恵器・土師器などが出土している。徳島における後期古墳の様相などからこの古墳群も6世紀末から7世紀初頭にかけて築造されたと考えられる。
島嶼(とうしょ)部に立地する古墳群であり、海を基盤とした活動をおこなった集団との関連が考えられる重要な遺跡である。
問い合わせ先
阿南市教育委員会
参考文献
徳島考古学研究グループ「舞子島古墳群調査報告」『徳島考古』創刊号 1983年