マチ遺跡
まちいせき
所在地
徳島県三好市池田町字マチ
キーワード
弥生時代の竪穴住居跡
概要
池田町ウエノ台地の南側、標高約110mの低位段丘面に立地している。1998年(平成10年)の発掘調査により、弥生時代後期の竪穴住居跡1棟を確認した。竪穴住居跡は大部分が調査区外に広がっているため全容は不明だが、推定で直径7~8mの平面形が円形のものと思われる。出土遺物には甕・鉢・磨製石斧がある。
従来、弥生時代の集落はこの地区ではウエノ遺跡に代表されるウエノ台地上に限られると考えられてきたが、本遺跡の発掘成果により集落範囲が南側の低位段丘面までさらに拡大することが確認された意義は大きい。
問い合わせ先
徳島県立埋蔵文化財総合センター
参考文献
徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第25集 『マチ遺跡』 2000年