桧銅鐸出土地
ひのきどうたくしゅつどち
所在地
徳島県鳴門市大麻町檜
キーワード
銅鐸出土地
概要
江戸時代の寛政年間(1789~1800年)に、板野郡檜山村の山中にて銅鐸1個が掘り出された。現在はその所在が明らかではなく、拓本が1点残るのみである。その拓本から推定される銅鐸の大きさは、約90cmである。鐸身(たくしん)を吊り下げるための鈕(ちゅう)の部分は、薄くしかも大きく作られており、また、この鈕部分の縁辺に配列された飾耳(かざりみみ)と呼ばれる飾りの形状からも、桧銅鐸は銅鐸の中でも最も新しい型式(突線鈕式:とっせんちゅうしき)となる。 出土地点は鳴門市大麻町乾谷近辺とされている。

問い合わせ先
徳島県立埋蔵文化財総合センター
参考文献
梅原末治『銅鐸の研究』木耳社 1985年