佐城遺跡(2)
さじょういせき(に)
所在地
徳島県美馬市脇町字東城山
キーワード
旧石器時代終末の石器
概要
佐城遺跡(2)は曽江谷川の右岸、標高約110mの河岸段丘上から発見された旧石器時代の遺跡である。1994年(平成6年)に高速道路建設に伴う発掘調査が行われ、多くの石器が出土している。主な出土遺物は小形のナイフ形石器や剥片などであるが、細石核が1点出土しているのが注目される。細石刃は旧石器時代の最終末(約13,000年前)に位置付けられる石器で、県内では唯一の資料である。


問い合わせ先
徳島県立埋蔵文化財総合センター
参考文献
徳島県埋蔵文化財調査報告書第41集「佐城遺跡2」他2001年
*1 正式な遺跡名では「2」はローマ数字