2017おもしろ古代体験「弥生時代の琴を作ろう!」開催のお知らせ
第3回 平成29年度四国地区埋蔵文化財センター発掘へんろ展に関連して,
おもしろ古代体験「弥生時代の琴を作ろう!」を開催します。
「琴(こと)」とは東洋の弦楽器一般の総称で,「琴(きん)」と「箏(そう)」の類を合わせて呼ぶ名称です。
箏は柱(じ)を胴面に立てて調弦するのに対し,琴は柱を立てず,弦を指で押さえて調弦します。
現在,広く使用されている「琴(こと)」は箏であり,箏は奈良時代に中国から伝来しました。
和琴は日本固有の唯一の弦楽器で,弥生時代では和琴の祖形とみられる木製の琴や,古墳時代では琴を弾く埴輪が出土しています。
箏と弾き方は似ていますが,弦の本数が異なるなど違いも見られます。
今回の体験では鳥取県埋蔵文化財センターの方に御協力いただき,鳥取県青谷上寺地遺跡から出土した琴をモデルに,
弥生時代の琴を作る体験をします。
また現代の箏との違いを体験してもらうために,箏演奏家の方に御協力いただき,箏に触れる体験も実施します。
日 時/平成30年2月4日(日) (1)9:30~12:00、(2)13:30~16:00
定 員/午前・午後ともに20名(定員超過の場合は抽選)
参加費/無料
対 象/小学4年生以上~一般
応募締め切り/1月26日(金)
募 集/ハガキ・FAX・メールか来館申込み
ハガキ・FAX・メールでお申し込みの方は,「琴をつくろう!」参加希望と明記し,
1.体験者のお名前,2.希望時刻(午前(1)か午後(2)),3.住所,4.電話番号,5.年齢を記入の上,
徳島県埋蔵文化財センター普及係宛にお申込みください。
〒779-0108
徳島県板野郡板野町犬伏字平山86-2
TEL /(088)672-4545 FAX /(088)672-4550
Mail / awapac@tokushima-maibun.net
徳島県埋蔵文化財センター 普及係

松山市考古館からお借りした弥生時代の琴(レプリカ)。材質は違いますが,
2月4日につくる琴はこのような感じです。

へんろ展会期中(1月12日〜3月18日),図書閲覧室に置いています。触ったり,弾くことができますので,来所された折には是非,体感してくださいね。