文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

とくしま歴史文化総合学習館(徳島県立埋蔵文化財総合センター)

レキシルとくしま

「タイムスリップ!戦国時代」を開催しました!

発掘へんろ展「戦国時代の四国」に関連して、平成29年2月12日(日)に「タイムスリップ!戦国時代」を開催しました。
この催しは、板野町のボランティア団体「さくら暮楽部」と共催で行い、このような試みは今回が初めてとなります。
会場は講座を行う研修室と図書閲覧室で行いましたが、さくら暮楽部による飾り付けによって、普段とは全く異なる雰囲気に。
1日だけのイベントでしたが、この日100名を越える方に足を運んでいただきました。ありがとうございました。

埋蔵文化財センターのキャラクター、「やのさん」もお姫様の格好をしてみなさんをお出迎え。
 

新たなキャラクター(まだ、名前はありませんが)も、着物を着てお出迎えしています。
 

着物着用体験を申し込みした人は、会場に入る前に自分が着てみたい着物を選びます。すてきな着物が多くあって、どれにしようか迷います。
 

会場では、着物を4点展示していました。4点のうち3点は女性用、1点は男性用です。打掛け・小袖3点はすべて刺繍で模様がつけられ、大変華やかな着物です。
おそらく武家の女性が着用したと考えられます。男性用は藍染めで、家紋入りの着物です。
これらの着物は個人所蔵で、さくら暮楽部メンバーの知り合いの方からお借りしたものです。この方のご厚意で、時代物の貴重な着物を展示することが出来ました。

今回の体験では、戦国時代風の着物着用体験ができるのが一つの目玉でしたが、市女笠をかぶると、さらにその時代感を味わうことが出来ます
(この市女笠の布の部分は、さくら暮楽部メンバーのお手製です。雰囲気を演出するための竹や椿の背景もメンバーが作成しています。
椿の花ですが、これは実は着物の布地で作った布の椿なんです。近くで見ると本物のように精巧につくられ、会場のあちこちで彩りを添えていました)。

市女笠をかぶれば戦国時代のお姫様!上記の写真では背景は緑色ですが、実は好きな背景を選んでいただくと、
昔にタイムスリップしたかのようなバーチャル写真が撮影できます

時代物の着物と一緒に。市女笠がよく似合います。
 

髪型も戦国時代風に。着物を着用した人も、それを見学されている方もみなさん笑顔になります。
 

いつもは机と椅子を置いている部屋が、この日だけは和室に変身。体験者の方には、円座に座って当センターの理事長による
「戦国の阿波むかしばなし」と題したミニ講座を受けていただきました。

理事長も着物を着用し、雰囲気を盛り上げます。

いつもは図書を読む部屋が、お茶を楽しむ場所に。「発掘へんろ展」でも展示している茶臼を使って、挽きたての茶葉の香りを
味わってもらいました。さくら暮楽部のメンバーさんは、おそろいの着物を着ておもてなしです。

窓際や本棚の上を彩る小物達。雰囲気づくりに一役かっています 。これらの小物はすべて、さくら暮楽部メンバーのお手製です。
 

飾られた小物やお茶を楽しんでいる様子が伝わってきます。

© 2001-2019とくしま歴史文化総合学習館「レキシル とくしま」(徳島県立埋蔵文化財総合センター)