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とくしま歴史文化総合学習館(徳島県立埋蔵文化財総合センター)

レキシルとくしま

古代体験学習についてはコチラをご覧ください。

バスツアー「県南の遺跡を見に行こう!」に行ってきました(^-^)

3月19日土曜日、前日からの雨が朝には上がり、ぽかぽか良い天気!参加者さまの日頃の行いが良かったようです(^_^)/

朝8時半、バスに乗り込み、一気に県南端の海陽町へ~!


一つ目の目的地は「海部城」。戦国時代、土佐との国境を守りつつ、三好氏の重要な武将として乱世を戦った海部氏の居城です。土佐の長宗我部氏に奪われましたが、後に蜂須賀氏の世になると地域の軍事・政治の重要拠点である阿波九城の一つとされました。


うっそうとした林を進みます。当センターのバスツアーは、毎回このような感じで、かなりハードです(*・д・)b


お城というと、堀に囲まれ立派な石垣をもつ徳島城や大阪城のような姿を思い描かれる方が多いのではないでしょうか。
中世の山城は、山を削り、土を盛り上げた、基本的に「土」の城です。
城は、敵の侵入を防ぎ、攻撃するための要塞ですので、人を寄せ付けない構造をしています。ふつうの山登りではありません。
前夜の雨もあって滑りやすかったのですが、みなさん無事に見学できました。


2つめの目的地「大里古墳」は、残念ながらシートが掛けられていて見られませんでした。
3つめは「海陽町立博物館」。まずは腹ごしらえ!その後に博物館を見学しました。
ここの目玉展示は、海部氏が強い国作りを目指して生産を始めた海部刀と、この地域の豊かを象徴する大里出土銭の7万枚の古銭ですw(゜o゜)w

海陽町から北上し、美波町へ。4つ目の目的地はJR由岐駅二階の「ぽっぽマリン展示室」。パネル・レプリカによる田井遺跡の紹介と、郷土資料を展示しています。入館無料!


田井遺跡は日和佐道路建設にともなって発掘調査された、縄文時代前期末~中期初頭(約5000~4000年前)をメインとする遺跡。石器を製作したとみられる遺構や、約4万点の土器・石器が発見され、他地域から持ち込まれたものが多いことが特徴です。出土品には、玦状耳飾り(けつじょうみみかざり)というアクセサリーも見つかっています。

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