平成18年5月22日
徳島県教育委員会文化財課

阿波歴史体感ネットワーク 「いにしえ夢街道」推進事業
事業費 6,600千円（国3,300千円 県3,300千円）

1 趣旨

本事業は、県内で整備事業を実施または計画している国指定史跡や県・市町村史跡、及び周辺の未指定文化財（以下「埋蔵文化財」）をつなぎ、各地の博物館・歴史民俗資料館等とリンクさせることによって活用価値を高めるものです。

例えば、藍住町の「勝瑞城館跡」と徳島市の「徳島城跡」や「蜂須賀家墓所」をストーリー性のある一体的な文化ゾーンとして取扱い、魅力ある地域づくりを支援することによって「あわ文化の創造と発信」に寄与していきたいと考えています。

実施にあたっては、関係市町村・関係各部局と連携し、住民の参加・参画と協働に基づく埋蔵文化財活用のための地域振興ネットワークを構築するとともに、これに基づき徳島の歴史を体感できる新しい文化的観光資源を創出し、徳島の魅力を県内外に発信することにより、文化財分野からの「オンリーワンとくしま」をめざします。

国指定史跡及び国指定候補物件

・国指定史跡
段の塚穴（美馬市）、阿波国分尼寺跡（石井町）、郡里廃寺跡（美馬市）、丹田古墳（東みよし町）、勝瑞城館跡（藍住町）、徳島藩主蜂須賀家墓所（徳島市）、徳島城跡（徳島市）

・国史跡候補
鳴門板野古墳群（鳴門市・板野町）、渋野丸山古墳（徳島市）、 一宮城跡（徳島市）、脇城跡（美馬市）、阿南丹生谷辰砂遺跡群（阿南市、那賀町）

2 事業の特長

○埋蔵文化財活用のための「群」を設定

・室町ロマンから藩政のみち（藍住町・徳島市）

・阿波のまほろば－古代政治のみち（徳島市・石井町）

・豪族の奥津城－古墳から寺院へのみち（美馬市）

・古代王墓のみち（鳴門市・板野町）

○文化財を活かした地域づくりを支援
○活用グループ相互の交流
○県域全体の活性化
 

3 県が実施する個別事業

分野

企画調整
1 夢街道推進委員会運営事業

情報発信
2 広報誌「夢街道」作成事業
3 夢街道オンライン事業
4 埋蔵文化財速報展「発掘とくしま」

交流促進
5 文化財愛護ポスター展
6 夢街道巡回シンポジウム
7 文化遺産合同巡回企画展

人材育成
8 アワコウコ楽サポーター養成講座
9 郷土文化教育推進者養成講座
10 郷土文化教材整備事業
11 アワコウコ楽連続公開講座
12 アワコウコ楽マイスター