浅川南海大地震記念碑
あさかわなんかいだいじしんきねんひ
所在地
海部郡海陽町浅川大田
キーワード
昭和南海地震の記録
国登録記念物(2017年10月13日登録)
概要
建立年月日:1956(昭和31)年12月
対象地震名:昭和南海地震
国登録記念物(2017年10月13日登録)
石材:花崗岩
本体の高さ:168センチメートル,幅:101センチメートル,厚さ:26センチメートル。
台石の高さ:30センチメートル,幅:154センチメートル,奥行き:94センチメートル。
(参考文献)
猪井達雄,澤田健吉,村上仁士『徳島の地震津波-歴史資料から-』徳島市民双書16徳島市立図書館1982(昭和57)P.84
海南町『南海地震津波の記録宿命の浅川港』1986 (昭和61)P.66
中川健次『南海道地震津波阪神・淡路大震災被災地からのメッセージ記念碑・モニュメントから』教育出版センター2002(平成14)PP.72-73
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- 浅川南海大地震記念碑 (PDF:26 MB)
碑文(現代語訳)
昭和二十一年十二月二十一日午前四時十九分の満潮時、東経一三五度六分、北緯三三度、潮岬南々西約五〇キロメートルの海底を震源とする大地震あり。大地鳴動数分に及べり。震後一〇分余りにして津波襲来。第一波の極点四時四〇分、波高約二・七メートル。第二波五時、約三・六メートル。第三波五時二十分、約三・三メートルを記録する。死者八五人、傷者八〇人、住家流失一八五戸、全壊一六一戸、半壊一六九戸。特に東町、新屋敷、太田方面は殆ど流失全滅の状態となる。其他、船舶、漁具、家財及農作物の流失被害は計り知れず。当時、復旧を思う者なし。時、終戦後の物資不足の折、多面に援助を受く。ここに銘を記し記念とす。
昭和三十一年十二月
参考文献
徳島県教育委員会編2017『南海地震徳島県地震津波碑調査布告書』徳島県埋蔵文化財調査報告書第3集
問い合わせ先
徳島県教育委員会教育文化課