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サステナブルな県勢の発展を目指し、令和7年度当初予算を策定しました
激化の一途をたどる「地方創生戦国時代」を勝ち抜くためには、
スピード感をもって「新次元の政策」を実行することが不可欠です。
そこで、県では令和7年度当初予算において、
生産性向上や県民所得の増加を通じた地域経済の好循環を図り、
サステナブルな県勢の発展につながる施策に重点的に予算を配分しました。
一般会計総額は5,160億円、前年度比159億円増という積極的な予算とし、
さらなる「新次元の施策展開」に向け、一層の加速を図ってまいります。
激動の「地方創生戦国時代」を勝ち抜くためには、ここ2、3年が勝負との認識を持ち、スピード感をもって「新次元の政策」を実行に移す必要があります。
そこで県では、令和7年度当初予算について一般会計総額で5160億円、前年度比で159億円の増となる積極予算を組みました。
予算の全体概要ですが、まず「徳島・国際化元年関連予算」として、前年度比で54億円増となる総額111億円を確保しました。県政史上初となる通年の国際定期便就航という環境を活かし、「新たな人流の創出」や「国際交流・関係人口の拡大」を進めるとともに、昨年12月に業務を開始した地域商社「徳島県産業国際化支援機構」と連携した海外プロモーションを展開します。
次に「人材確保対策関連予算」として、前年度比で14億円増となる総額61億円を確保しました。さまざまな業種で人材不足が深刻化する中、生産性向上や人材育成、ワークライフバランスの実現を図り、これを各種産業の成長とさらなる労働力確保の好循環へとつなげることで都市部との人材獲得競争に打ち勝ち、持続的な県勢の発展を目指していきます。
「こども・子育て関連予算」については、前年度比で74億円増となる245億円を確保しました。「こども」や「子育て当事者」が幸せを実感できるよう、結婚、妊娠・出産から子育てまで、ライフステージに応じた切れ目のない支援を進めていきます。
「公共事業予算」についても前年度比で20億円増となる771億円を確保し、「緊急輸送道路の整備」や地域との協働による「流域治水の推進」など、「防災・減災対策」の充実を図ります。
さらに「アクセス道路・港湾の整備」など、地域の魅力度を高め、にぎわいを創出する施策を重点的に推進。生命・財産・暮らしを守り、持続的な成長を実現する「県土づくり」に取り組んでまいります。
なお「令和6年度2月補正予算」では、集中的かつ計画的な道路の舗装修繕や草木の除去を実施する「道路3か年リフレッシュ対策」の2年目の計上に加え、発災時に初動対応を担う道路で致命的な盛土損傷を防ぐ「道路路肩緊急対策事業」を創設しました。今後も県民の生活に密着した安心・安全対策を、いっそう加速してまいります。
分野別の取組として、「安心度アップ」、「魅力度アップ」、「透明度アップ」の3つの柱を掲げ、それぞれに向けた施策を展開しています。
まず「安心度アップ」では、約48億円規模の「子育て応援パッケージ」をはじめとしたこども・子育て政策を総合的に推進し、「こどもまんなかとくしまの実現」を目指します。
また「徳島新未来創生に向けた教育再生」に加え、南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備える「危機管理体制の充実」、空き家を地域に眠る宝として戦略的に活用する「空き家対策」、全国屈指の移住支援金制度を活用した「医療人材の確保・養成」といった取組を進めます。
次に2つ目の柱である「魅力度アップ」では、「企業の成長と新産業の創生」を目指し、県内中小・小規模事業者の持続的な成長や賃上げの促進とともに、「徳島バッテリーバレイ構想」を推進し、世界に誇る蓄電池関連産業の集積地を目指します。
そのほか「攻めの農林水産業」により、つくる力、働く力、売る力のそれぞれを強化するとともに、大阪・関西万博を契機とした観光振興を通じ、人の流れを徳島に呼び込む「観光立県の推進」、緊密な県市協調をベースとした「魅力ある県都のまちづくり」に取り組み、本県の魅力度を高めます。
最後に「透明度アップ」では県民の参画を促進し「開かれた県庁」を目指します。その一環として、これまでにも県庁1階の県民ホールや11階食堂、展望ロビーのリニューアルを進めてきました。
また、「新次元の政策」を支えるため、県職員の「働き方改革」のさらなる改善を目指した条例改正を行い、改革を加速させています。
これらの分野別の取組を迅速かつ着実に推進することで「地方創生戦国時代」を勝ち抜き、徳島の新時代への扉を開いてまいります。
総額 5,160億円
令和6年度当初予算比 +3.2% 159億円増
令和6年度当初予算比 +95.3% 54億円増
令和6年度当初予算比 +30.3% 14億円増
令和6年度当初予算比 +43.3% 74億円増
令和6年度当初予算比 +2.9% 20億円増