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県内4大学(四国大学・徳島大学・徳島文理大学・鳴門教育大学)の学生特派員の皆さんから、自分が感じた徳島の魅力や県政に関する出来事などについて、月1回レポートしてもらいます。
今回は鳴門教育大学の学生特派員の方から「旧鳴門市庁舎」についてのレポートが届きました。
日頃から地域の重要な場所として必要とされてきた旧鳴門市庁舎ですが、老朽化に伴い、新庁舎へとバトンを渡そうとしています。旧鳴門市庁舎は建築家の増田友也が設計し、昭和38年に竣工して以来、長きにわたり市民の憩いの場所として親しまれてきました。しかし、老朽化や耐震性の不足などの理由から解体が決まり、今年の5月2日に61年間の役目を終えました。
そんな歴史ある鳴門旧庁舎では61年間の感謝を込めて開催された「じゃあ、ね祭り」では旧庁舎の中や周りでさまざまな催しが行われ、設計者である増田氏が手がけた市民会館や文化会館などの建物を紹介するパネル展や、プレシャスサンクスマーケット、キッチンカーも多数出店されました。2階では「だんボール子どもひろば」が開催されており、私もボランティアとして2日間参加させていただきました。だんボールに無限に書き込みをする子どもたちの姿はのびのびと自由に体一杯を使って表現されていました。なかでもだんボール迷路がとても人気で子どもたちは迷路を探索したり、迷路内で絵を描いたりしていました。壁にも多くの絵が描かれ子ども大人問わず楽しい時間が過ぎて行きました。そんな時ふと壁をみるとそこには「入庁時代からありがとうございました」のメッセージがあり、市民のみならず職員にも愛されていた建物だったんだなと感じさせられました。新庁舎では今回の建築に関わった人たちの紹介ビデオが20分あり、そちらを視聴しました。利便性のみならず災害時に利用できることなどこれからの時代に必要な機能と旧庁舎を忘れないデザインが施されていました。
鳴門市旧庁舎から鳴門市新庁舎へとバトンが受け継がれこれからも鳴門市の中心としてあり続けてほしいという強いメッセージを受け取りました。