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あわネタ☆探検隊【令和6年3月号】

 県内4大学(四国大学・徳島大学・徳島文理大学・鳴門教育大学)の学生特派員の皆さんから、自分が感じた徳島の魅力や県政に関する出来事などについて、月1回レポートしてもらいます。

 今回は鳴門教育大学の武井さんから「加賀須野橋」についてのレポートが届きました。

加賀須野橋

 普段車で移動される際に窓の外に映る景色や車で通過する道についてじっくりと観察されることはあるでしょうか。運転しているとじっくりと観察することはなかなか難しいことではありますが、毎日通過する場所であっても、ふと外を見てみると普段とは違う顔を見せてくれることがあります。今回は「加賀須野橋」という板野郡松茂町広島にある橋についてレポートいたします。

 加賀須野橋について、現在の橋は平成26年に併用開始され、4代目であります。初代は昭和29年にかけられています。橋の色は、阿波藍の深い藍色とシルバーブラックの二色で橋の重厚感を表現しているそうです。この橋は、橋の上を車両が通過し、橋桁をあげることで船舶を通過させることができる橋です。これは、「昇開式可動橋」と呼ばれる橋で、徳島県によると、日本一長い昇開式可動橋だそうです。私は実際にこの橋が上がっている様子を見たことはないのですが、橋が昇る様子を想像するだけでもその大きさに圧倒されます。また、川に大きな船舶が乗り入れている様子を見るのは初めてだったので、その珍しさにも圧倒されました。ヨーロッパなどではこのように川に大きな船舶が乗り入れられる「可航河川」というものは多いそうですが、私自身の感覚としては、日本ではあまり見かけることがないと感じていたため、意外な発見でした。橋が昇っている写真はまだ撮ることができておらず、この橋が昇るのは不定期とのことでしたので、私も徳島県にいる間に見れることを願っています。

 今回は「加賀須野橋」についてレポートしました。普段通過する道から見える何気ない車窓でも、見渡してみると意外な発見をすることができるかもしれません。
 

加賀須野橋の写真