プログラム名 | 身近なところから始める循環型社会づくり~紙ごみ~ | |||
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ねらい | 燃やせるごみの中で2番目に多いのが紙ごみ。紙ごみを燃やすと費用がかかり、大気汚染にも繋がるが、分別すればもう一度紙として利用できる。 紙ごみのリサイクルが、木材資源の有効利用になるだけでなく、省エネルギーやごみの減量などにも大きく役立つことに気づき、環境に配慮して紙を利用する態度を身につける。 ※今から約1400年前に中国から伝えたれた製紙技術によって日本では紙が盛んに作られるようになり、平安時代の末には、一度使った紙を集めてすき返す、今で言う古紙の再生が始まっている。 |
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時数 | 15時間 | |||
学習活動 | きづく | 暮らしの中の紙利用を調べる | 1.紙は、どのようにして作られるかを調べる。 2(1)『身近な紙製品調べ』により、暮らしの中の紙の利用と再資源化(リサイクル)を知る。 ・身近な紙製品にはどんなものがあるのかリストアップし、使用している人や場所及び再資源化の有無などにより分類する。 ・再資源化される場合や再資源化されない場合の処理について調べる。 |
3時間 |
つかむ | 紙の消費量を調べる | 3(2)『紙はどれくらい使われている?』で紙の消費量を確認し、再資源化の重要性に気づく。 ・実際に、どのような紙製品が、1週間に、どれだけ学校や家庭で使われているのか、その重さを調べる。 ・1年間に学校や家庭で使われる紙が、すべて再資源化されると、原料を、どれだけ節約できるか計算してみる。 ・紙の再資源化は、どんな点がよいか、考える。 |
2時間 | |
深める | 紙のリサイクルを調べ、体験する | 4.紙の再資源化について考える。 ・紙は、どのようにして再資源化されるのかを調べる。 ・なぜ再資源化されるものと再資源化されないものがあるのかその理由を調べる。 ・再資源化すると、私たちにとってどんなよいことがあるか話し合う。 5(3)『雑古紙の再生(紙すき)体験』を通じ、一般化されていない雑古紙の紙すきをし、今まで燃やしていた紙は紙としてまだまだ命があり、紙に生まれ変われることを知る。 |
3時間 | |
広げる | 無駄なく紙を使う | 6.紙を無駄づかいしない工夫について考え、実践する。 ・学校や家庭では、どのような紙を無駄づかいしない工夫が実践されているかを調べる。 ・調べたことをもとにして、紙を無駄づかいしない工夫について話し合い、さらに実践する方法について考える。 ・紙を無駄づかいしない工夫を実践し、実践の結果、実践したときの気持ち、実践するために工夫した点、難しかった点などについて話し合う。 ・気持ちよくできた効果的な工夫を、周りの友だちや家族に伝える方法を考え実践する。 |
4時間 | |
ふりかえる・まとめる | 今後の紙との付き合い方 | 7.これからの紙との付き合い方を考える。 ・紙を無駄づかいしない工夫の実践、その成果、工夫を伝えたときの周りの人々の反応などを含めて、これまで学習したことをまとめる。 ・まとめたことをもとにして、これからの生活の中で、どのようにして紙と付き合っていけばよいのかについて話し合いをし、自分の考えをまとめる。 |
3時間 |