〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
子ども・若者育成支援推進法は、「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」として、ヤングケアラーを、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象としています。
「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律」において、子ども・若者育成支援推進法が改正され、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象にヤングケアラーが明記されました。
徳島県では、令和4年度に県内の公立小学校6年生から高校生に対しヤングケアラーに係る実態調査を実施したところ、「世話をしている家族がいる」と答えた児童は、小学校6年生で6.2%、中学生で2.8%、高校生で2.3%という結果が示されました。
そのうち、費やす時間については、小学校6年生では2時間以上が3割程度存在し、一方で、7割以上が世話について相談した経験がないなど、ケアラーと思われるこどもの実態が明らかになりました。
「徳島県多機関・多職種連携によるヤングケアラー支援マニュアル」は、ヤングケアラー支援において、こどもや家族の気持ちに寄り添った支援を進めることを目指し、ヤングケアラーの支援に関わる行政機関、関係団体及び支援者(学校、福祉分野、地域の方)を対象として令和6年3月に策定しました。
こどもが家族のケアを担う背景には、貧困や障がいなど、様々な課題が複合的に存在しています。
ヤングケアラーに限らず、困難を抱えるこどもや世帯を見逃さず、支援につなげるには、日々こどもと関わる大人の「気づき」が重要であるため、支援マニュアルには「こどもと家庭の支援のための『気づき』チェックシート」を掲載しています。
支援が必要なこどもに「気づく」視点の参考として頂くとともに、一人一人の家庭環境を考え、感じ取った違和感を職場内で共有し、自機関以外の支援が必要な場合、又は助言や相談が必要な場合においては、市町村相談窓口に連絡の上、連携して対応して頂きますようよろしくお願いいたします。
家にいる家族が心配で、授業中もそればかり考えてしまう
毎日、きょうだいの世話で、クラブ活動を休みがち・・・
友達には話してないけど、うちの中の家事はみんな私がやっていて、クタクタ・・・
など、したいと思っていることができないときや、困ったことがあれば、まずは家族や先生、友達など周りの人に話してみましょう。
088-626-6188(午前10時~正午、午後1時~5時まで)(火・日曜除く※火曜が祝日の場合は翌日休み)
● 児童相談所相談専用ダイヤル
0120-189-783(いちはやく・おなやみを)
(平日午後1時~8時)
● こども家庭支援センターひかり
088-666-2211(午前9時~午後7時)(12/31~1/1除く)
●こども家庭支援センターてとて
0883-87-7001(午前9時~午後6時)(日曜・祝日、12/30~1/3除く)
088-635-0303(午後1時~午後6時)(12/29 ~ 1/3除く)
● こころとからだのサポートセンター
088-672-5200(午前9 時~午後5 時)(土日・祝日、年末年始除く)
● 24 時間子供SOS ダイヤル(文部科学省)
0120-0-78310(なやみ いおう)(無料)
● 子どもの人権110 番(法務省)
0120-007-110(午前8 時30 分~午後5 時15 分)(土日・祝日、年末年始除く)
家族のケアを担っているこどもや若者が、普段感じている不安や悩みを気軽に話すことができる場として、ヤングケアラーオンラインイベント(オンラインサロン)を開催します。
匿名参加・顔出し無し、チャットで質問・スマホ参加もOKです。
ケアのある日常について、どうか一人で抱え込まず、勉強や進路、あなた自身のこと、家族のことなどを一緒に考えてみませんか。
小・中学校の児童生徒を対象として、他者への「共感的理解力」や、困ったときに助けを求め、支援を受けられる「受援力」を養うとともに、教職員を対象として、支援が必要なこどもに「気づく」視点を普及するため、次のとおり出前講座を開催します。
地域におけるケアラーの居場所づくりを支援するため、家族のケアを担うこども・若者(30代まで)を対象として交流会等のピアサポート活動を行う団体を紹介します。
ヤングケアラーを早期発見・把握し、適切な支援に繋げるため、市町村や関係団体の実務者レベルによる「徳島県ヤングケアラー支援連絡会議」を設置し、県内事例の共有や支援マニュアルについての協議など、支援の「見える化」に取り組んでいます。