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平成27年度 第2回試験研究評価委員会評価結果(事前評価(1))

平成27年度第2回徳島県立保健製薬環境センター試験研究評価委員会

事前評価結果(1)

〈課題名〉食品苦情検査事例における迅速分析法の検討(カビ臭等)

評価結果
評価結果①
総合評価
 採点結果(出席全委員の総合評価点の平均点)
 4.0点(5点満点)
評価結果②
評価項目ごとの採点結果。点数は、出席全委員の平均点。
 評価項目  必要性  目 標  研究内容  手 法
 採点結果(5点満点)  4.5点  3.8点  3.7点  3.8点
試験研究評価シート
主なコメント

○ 悪臭成分の定量的検査、確認限界を検討してください。

○ 2,4,6-TCA(トリクロロアニソール)の合成をアニソールを用いてモデル実験も試みたらいかがですか。

○ 食品に対する苦情は、異物混入の問題を含め、近年、社会的に大変重要な問題である。

○ 県内で食品に対する異臭苦情があった時に、県内の機関で迅速に対応できる体制を作っておくことは大切な事である。

○ 吸着時間や溶出溶媒の最少必要量の検討等を行い、変動係数も10%以内となるような最適な条件の検討が行えればと思います。

○ 県民に身近なカビについて、迅速な判断ができることは有益であると思う。

○ 食の安全・安心にとって、短時間で原因が特定できることが重要と考えます。機器分析だけで特定に至ることは困難であるため、迅速検査に至る過程を詳細に具現化されるとよいかと思います。予防の観点から製造環境の測定にも使用できると有用と思います。

○ 近年の健康志向から、異臭等への対応は重要かつ必要と思われます。異臭成分の同定などから、異臭の原因となるものの生成を防ぐなど日常生活にとって、有益になるように寄与していただきたいと願っています。

○ 対象物質8物質(カビ臭2物質+アルデヒド6物質)について、それぞれHS-SPME/GC-MSを用いた際の検出限界や定量限界値はわかっているはずです。実際の食品サンプルへの適用可能性をどのように評価するのか。その具体的な説明がほしかったです。(どの物質のどの食品で調べるのか、苦情時の対応だけなのか、)