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平成25年度 第1回試験研究評価委員会評価結果(中間評価)

平成25年度第1回徳島県立保健製薬環境センター試験研究評価委員会

中間評価結果1題

〈課題名〉 重金属元素濃度等からみたアジア大陸からの越境大気汚染の影響について

評価結果
評価結果①
総合評価
 採点結果(出席全委員の総合評価点の平均点)
 4.1点(5点満点)
評価結果②
評価項目ごとの採点結果。点数は、出席全委員の平均点。
 評価項目  必要性  目 標  研究内容  成 果  手 法
 採点結果(5点満点)  4.5点  4.3点  4.0点  4.0点  3.5点
試験研究評価シート
主なコメント

○ 徳島県は、アジア大陸から近いので、黄砂や越境大気汚染は県民の健康維持に重大に影響する。更なる研究に期待する。

○ IC(イオンクロマトグラフ)による分析で、粉じん中にK(カリウム)のピークが3つ出ている。K(カリウム)の上昇は黄砂によるものとは一概に言えないのではないか。

○ 徳島局におけるSb(アンチモン)のピークが何によるものなのか。なぜ3月7日のみ高い(数値)のかを分析する必要がある。

○ 徳島県内の測定数値の差(保健製薬環境センターと西部県民局、南部県民局)についても理由を考察してほしい。

○ 健康影響について、まだまだ周知されていない現状がある。マスク等の防御対策の効果を調査するとあるが、事後調査報告となることが多いと思われるので、PM2.5のように1時間ごとの測定数値公表とまではいかなくとも、この研究成果が1日2回程度の頻度での(マスク使用情報の)公表や、現実的に扱いやすいマスクなどの対策の周知につながればと思う。

○ 越境汚染と粉じん中の元素の精密な分析が行われていると思います。日々の変動についても、個々のデータ取得ができています。世界(日本以外の国)での環境の限度値、値の上昇の程度など、考えられる要因を幅広く解析することで大げさな反応ではなく、真に必要な健康対策に役立つ基礎データになると思います。最終報告を期待しています。

○ ICP-MSを利用して(分析して)いることから、気象データ解析と併せて、(汚染物質の)発生源解析を進めてほしい。PM2.5は、県民の関心事である。近隣府県との情報交換で情報を集め、高感受性者(気管支炎患者など)への注意情報など(の提供)が必要では。徳島県のPM2.5測定データの「そらまめ君」への対応もよろしくお願いします。