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平成23年度試験研究評価委員会評価結果(第2回)

平成23年度第2回徳島県立保健製薬環境センター試験研究評価委員会

1開催日時平成23年10月28日(金)午後2時から午後4時

2開催場所 徳島保健所庁舎2階 大会議室

3概要

○評価課題及び評価結果  事前評価結果2題

○出席委員数 6名(1名欠席)

課題名1 「医薬部外品等の品質確保に関する調査及び指導」

評価結果①
総合評価結果
 採点結果(出席全委員の総合評価点の平均点)
 3.9点(5点満点)
評価結果②
評価項目ごとの採点結果。点数は、出席全委員の平均点。
 評価項目  必要性  目 標  研究内容  手 法
 採点結果(5点満点)  4.7点  3.8点  3.7点  3.3点

試験研究評価シート

主なコメント

・徳島県が他府県に比べて優位性を誇れるシステムを確立してほしい。研究内容及び手法について緻密な考えが認められる。「成分」、「規格」、「試験法」をクリアーした製造業者には「適合」の証明書を与えてはどうか。

・医薬部外品や化粧品の試験に踏み込むこと、これが第一歩だと言われるようにしてほしい。それを拡大していって徳島県に良質の製品ができることを期待する。

・我々が日々使用している身近な製品の品質確保に関する研究であるので、不良製品の流通防止のために力を入れて欲しい。

・許認可制度のある製品において、調査、指導を徹底することは、大変重要なことだと思う。分析結果はあくまでサンプリングした一部のサンプルの結果であり、目的とする安心な製品には、製造工程全体の保証が大切と思う。分析法の指導にとどまらず、より品質の高い製造に起点を置かれることを希望する。

・医薬部外品について、製造業者に検査方法や基準をしっかりと理解して頂くようにしてほしい。製造業者自身が「自己検査」するわけですから、検査が客観的に、かつ正確に行われ、そして県民に検査の結果の客観性と正確さが、きちんと伝わるよう、指導してほしい。

・医薬部外品の品質確保が継続的に網羅的に行われるよう、期待する。液体クロマトグラフィーということですが、分析、前処理法、分析項目があいまい。 LC/MS/MSならば、サロゲートの価格はかなり高いはず。明細も提示があれば評価をするのに助かる。

課題名2 「潤いのある水環境の保全に関する研究 -大腸菌群からみた県内河川の水質に関する研究-」

評価結果①
総合評価結果
 採点結果(出席全委員の総合評価点の平均点)
 3.6点(5点満点)
評価結果②
評価項目ごとの採点結果。点数は、出席全委員の平均点。
 評価項目  必要性  目 標  研究内容  手 法
 採点結果(5点満点)  4.3点  3.3点  3.3点  3.3点

試験研究評価シート

主なコメント

・必要性は、水の都たる徳島を目指すために重要である。研究課題の”潤いのある”を”清澄な”に変えたらどうか。研究内容に、浄化槽設置状況なども入れたらどうか。

・水に関しては、どんな小さいことからでも取り組んでほしい。上流の大川橋での環境基準適合率が悪いということは、他の原因がからんでいると思われる。

・生きていく上に一番大切な水に関する研究であるので、我々の命を守る、という気持ちで取り組んでほしい。調査結果内容については、県民にわかりやすく知らせてほしい。

・水の都徳島では大切な調査と思います。結果の利用法を考え、対策ができる結果の提示が、よりよい研究につながることになると思う。目標を明確に成果につなげられる研究となることを希望する。

・水質検査は大変重要だと思う。試験研究評価シートの「目標」について、再考をお願いする。結果発表については、効果的な発表の仕方をぜひお願いする。

・環境省や他の都道府県との連携、発生源の特定手法の明確化、大腸菌群の量ではなく質の調査などが不可欠。水環境の安全、安心の確保のために頑張ってほしい。