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ダニが媒介する感染症に注意しましょう

1 ダニ媒介感染症について

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。

人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。

ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。

2 マダニに咬まれないように注意しましょう

梅雨の時期になり、マダニの活動が盛んになっています。

草むらや藪などマダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大切です。

服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。

虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。

また、屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認してください。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。

3 マダニに咬まれた場合

マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血しますが、咬まれたことに気がつかない場合も多いと言われています。

吸血中のマダニに気がついた際、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりするおそれがあります。

医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。

また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱などの症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。