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感染症流行情報ー徳島県感染症情報ー

2025年第16週(4月14日~4月20日)

新型コロナウイルス感染症については、こちらをご覧ください。

インフルエンザについては、こちらをご覧ください。

「感染性胃腸炎」

感染性胃腸炎は、ウイルス、細菌、寄生虫など様々な原因によって起こります。毎年、冬季を中心に患者報告数が増加し、その大半はウイルス感染によるものです。

<病原体>

ウイルス性:ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス、アデノウイルス、アストロウイルスなど
細菌性:カンピロバクター、病原性大腸菌など
寄生虫:クリプトスポリジウム、アメーバなど

<感染経路>

感染者の嘔吐物や糞便中に排泄されたウイルスが、手指や衣服等に付着したことによる接触感染。
病原微生物で汚染された水、食品を介した経口感染。

急性期に最もウイルスが排泄され感染力が強いですが、回復後も2~4週間の長期にわたり便からウイルスが排泄されます。
 

 感染性胃腸炎警報マップ16w

週別報告数推移


例年、12~1月に最初のピークを示した後、春に再びなだらかなピークがみられ、以後徐々に減少します。

感染性胃腸炎定点16w

年齢別報告数

乳幼児や学童が大半を占めます。

感染性胃腸炎年齢別16w

「急性出血性結膜炎」

主にエンテロウイルス70型及びコクサッキーウイルスA24変異型による急性結膜炎で、 眼痛、結膜の充血、結膜下出血が多くみられます。

<病原体>

エンテロウイルス70型及びコクサッキーウイルスA24変異型

<感染経路>

ウイルスが付着した手で眼に触れること、ウイルスで汚染されたタオルや洗面器などに触れることなどで感染します(接触感染)。
 

急性出血性結膜炎警報マップ 16w

週別報告数推移

年間を通じて発生します。

急性出血性結膜炎定点16w

年齢階層別報告数

感染する年齢は1~4歳に比較的多くみられますが、他の年齢でも発生します。成人の方が症状が重くなるといわれています。

急性出血性結膜炎年齢別16w
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