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「とくしま孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」

新着情報

第2回セミナー(ろうきんホール)令和6年1月12日開催予定

第2回セミナーのチラシを画像化したものです。セミナーへの御参加をご希望の場合は、088ー621ー2179までご連絡ください。

今回のセミナーについては、6月に引き続き、「協力アカデミー」松原明氏を講師として、「協力づくりの手順を事例で学ぼう」をテーマに開催いたします。

自分たちの団体のやりたいことを他の機関や団体にうまく伝えられない活動を理解してもらえず、ボランティアや寄付が増えないなど、NPO等が地域で孤独・孤立対策を進める上で直面する課題について、どう解決していくかを考える貴重な機会となります。

(開催内容)
第1部プラットフォーム参加団体の事例を踏まえ、協力関係の構築手法を検証
第2部全体交流会

本セミナーには、どなたでも御参加いただけますので、ぜひ多くの皆様の御参加をお願いいたします。

長引くコロナ禍により、「孤独・孤立」の問題が顕在化しています。

「孤独・孤立」の問題は、当事者や家族の状況により、「求めている支援」が異なり、

複雑かつ複合的な事案も多いことから、その解消に向けた支援には、

行政だけでなく、支援の最前線で活躍するNPO法人や社会福祉法人をはじめ、

民間企業など、民間との連携が重要となります。

そこで徳島県においては、官民が連携し、誰ひとりとして「孤独・孤立」させない社会を目指すため、

令和5年2月に「とくしま孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」を設立しました。
 

どんなことをするの?目的は?

【目的】

・個々の状況に応じた「切れ目のない支援」や、見守りや交流ができる「居場所の確保」、人と人との「つながり」を実感できる地域づくり

・誰もが共に支えあい、安心して暮らせる「地域共生社会の実現」のため、その基礎となる「社会的孤立」の解消

【活動内容】

市町村や関係団体等、多様な支援組織と連携し、
・参加団体間の相互理解による「パートナーシップの強化」(参加団体の相互理解、協力・連携のつなぎ)
・県民の理解を促す「啓発」(孤独・孤立問題の見える化、孤立化しやすい層やその周囲への啓発)
・「孤独・孤立」問題に対処できる「人材育成」(セミナーや情報交換会の開催)

を中心に取り組みを進めていきます。

【令和5年2月20日】オープニングセレモニー
事務局によるプラットフォームの機能説明
事務局によるプラットフォームの説明
オープニングセレモニーの様子大西連内閣官房政策参与による記念講演
内閣官房孤独孤立対策担当室政策参与の大西連氏による記念講演
講師の大西先生へ質問している参加者
記念講演の質疑応答

第1回セミナー(アスティとくしま)令和5年6月6日開催

第1部松原先生によるレクチャー
  
第2部ワークショップ
  
第2部ワークショップ
  
第2部ワークショップ
  
第2部ワークショップ
  
第2部ワークショップ

第1部レクチャー

松原先生より、関係者の協力を増やす「相利開発」とは、と題して、約90分お話しいただきました。価値観が異なる様々な人々や団体が、プラットフォームで協力するために必要な、「合力の5類型」や「協力の3類型」について、解説がありました。

それぞれが異なる利益実現のために、一つの活動に協力し合い、このそれぞれの利益(目的)が実現されることを、「相利(そうり)」と呼びます。
この「相利」を作り出す(開発する)ことで、協力関係をつくっていきます。「相利」を開発するために使うのが、「相利評価表」というフレームワークです。
実際に地域猫活動などの事例をもとにわかりやすくお話しいただきました。

また、当プラットフォームの参加団体である、NPO法人You&ゆうの岡田理事長の活動をモデルに、相利評価表を作成しました。松原先生と岡田理事長によるかけあいは、これからのヒントがあり、とても参考になりました。

第2部ワークショップ

ワークショップでは、会場参加者が4人1組となり、実際に「相利評価表」を作成しました。

相利評価表は、使いこなすほどに作り方が上達する技術なので、はじめは苦戦する方が多かったですが、どのテーブルからも活発な意見交換がありました。

最後に、それぞれのグループ同士でシェアしました。

今秋10月頃に、松原先生を再びお招きして、第2回のセミナーを開催します。第2回はワークショップで実際に私たち参加団体の課題ややりたいことをベースに「相利評価表」を作成する予定です。ご期待ください。

第1回情報交換会(アスティとくしま)令和5年4月21日開催

令和5年4月21日(金)にアスティとくしまで、第1回情報交換会を開催しました。
当日は30人の方にご参加いただきました。

〈事例発表〉
「徳島の子育てに伴走する会マチノワ」代表 白桃 さと美氏
徳島県の子育て家庭への伴走支援を通して、コロナ禍でさらに悪化した「産後うつ」や「孤育て」の状況を改善し、地域づくりや居場所づくりを行って子育て環境の向上を目指すマチノワさんの取組や組織について、発表していただきました。


〈情報交換・グループ討議〉
情報交換では、4人1組でグループを作り、自己紹介や団体の活動紹介を行いました。どのテーブルもとても盛り上がっていました。
その後、「孤独・孤立問題の県民への啓発活動について」をテーマにグループ討議を行いました。

1つめの討議の柱:「主な対象を誰にするか」

------話し合いで出た意見------------------------------------
「仕事一筋の人(『中高年男性』)」
「育児中の母親(特に障がいのある子どもを育てている人)」
「頑固な人(支援を受け入れにくい人)」
「自発的に相談に行けない人」
「高齢者・子ども(自発的にサポートが必要と声を上げにくい人)」
「未成年、ひきこもり、大学生」
「ヤングケアラー(学校でキャッチできる仕組みが必要)」


2つめの討議の柱:「どのような方法で周知するか、いつ頃するか」

------話し合いで出た意見------------------------------------
・そもそも自分が「孤独・孤立」にあると意識していない人が多い。
・「孤独・孤立」の学習会、勉強会を開き、専門家にもっと教えてもらう必要がある。
・どのような媒体で広報しても、関係ないと思えば響かない。「我が事化」するスローガン・仕掛けが必要。
・「孤独・孤立」の解消に向けた身近な地域での活動をもっと多くの人に知ってもらう。コミュニティーでの広報が重要。
・顔の見える関係性が必要、訪問活動など出向いていく方法がよい。
・自治会、民生委員など既存のシステムの活用。
・本プラットフォームの参加団体で一斉に発信。
・SNSや新聞などのメディア。
・イベントなどを開き、企画から終結まで一括してボランティアでつないでいく一括巻き込み型。
・緑の羽などの象徴的なシンボルの活用。
・市町村からの手紙、通知など一斉に届く既存システムの活用。
・自治体トップによるトップセミナーなどの啓発・訴求。


今後も、情報交換会を継続して開催するとともに、「支援者支援」や「事例検討」などプラットフォームの内容の充実を図って参ります。

とくしま孤独孤立対策官民連携プラットフォーム情報交換会の様子令和5年4月21日に開催された
白桃代表による事例発表
とくしま孤独孤立対策官民連携プラットフォーム情報交換会の様子令和5年4月21日に開催された
自己紹介でにぎわう会場
とくしま孤独孤立対策官民連携プラットフォーム情報交換会の様子令和5年4月21日に開催された
グループ討議の様子
とくしま孤独孤立対策官民連携プラットフォーム情報交換会の様子令和5年4月21日に開催された
グループ討議の様子

どんな団体が参加しているの?

現在、地域で「孤独・孤立」の問題に取り組む・支援している団体や、将来、取り組む・支援したい団体等のほか、「孤独・孤立問題」に関心のある団体や企業。

設立時には、社会福祉法人やNPO法人、民間企業など、90団体が参加しています。

令和5年7月14日現在95団体が参加しています。

※随時参加の申し込みを受け付けています。

参加したいときはどうすればよいの?

設置要綱をご一読の上、「入会申請書(様式1)」を県国保・地域共生課(088-621-2913)までファクシミリにてご提出ください。

会員の登録情報に変更が生じたときは、様式1により、変更届を行ってください。

また、退会される場合は、「退会届(様式2)」を事務局までご提出ください。

※提出は郵送やメールでも受け付けています。

郵送の場合:〒770-8570 徳島市万代町1丁目1番地 宛先:徳島県国保・地域共生課 地域共生担当

メールの場合:kokuhochiikikyouseika@pref.tokushima.jp