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新型コロナウイルス感染症の後遺症の受診先について

新型コロナウイルス感染症の後遺症の症状がある方へ、「コロナ後遺症を受診できる医療機関」を掲載します。

後遺症の相談については、まずはかかりつけ医へのご相談をお勧めしますが、かかりつけ医を持たない、かかりつけ医での対応が難しいといった場合は、次の医療機関へご相談ください。

1.コロナ後遺症について受診できる医療機関

2.新型コロナウイルス感染症の後遺症について

〇新型コロナウイルスに感染した後、治療や療養が終了したにもかかわらず、新たな症状や、再び生じて持続する症状等に悩む方がいることが分かってきています。

〇代表的な症状として「倦怠感などの全身症状」「咳・息切れなどの呼吸器症状」「記憶障害や集中力低下などの精神・神経症状」「味覚障害や脱毛などその他の症状」などがあります。

〇新型コロナウイルス感染症の治療や療養終了後も、気になる症状が数週間続き、日常生活や仕事・学業に支障をきたす場合などは、お一人で悩まず、かかりつけ医や「コロナ後遺症について受診できる医療機関」にご相談ください。

※新型コロナウイルス感染症の後遺症については、現時点では確立された治療法がないため、医療機関を受診する場合は、症状に応じた対症療法が基本となります。なお、受診においては、所定の医療費がかかります。

3.罹患後症状(後遺症)Q&A<令和3年12月6日付け厚生労働省事務連絡より>

一般の方向け

Q.罹患後症状(後遺症)は治りますか?

A.罹患後症状については、世界的に調査研究が進められている最中であり、まだ不明な点が多いですが、国内の調査研究(厚生労働科学研究)によると、診断後6ヶ月の時点で約8割の方は罹患前の健康状態に戻ったと自覚したと報告されております。当該研究においては、診断後1年の結果についても今後報告される予定です。WHOは、現時点の知見として、新型コロナウイルス感染症に罹患したほとんどの方は、完全に罹患前の状態に戻るものの、一部の方には、長期的心身への影響が残ることがあると報告しています。

Q.罹患後症状(後遺症)がある場合、新型コロナウイルス感染症を他の人に移してしまうことがありますか?

A.感染可能期間は、一般に発症2日前から発症後7~10日とされており、罹患後症状があったとしても、基本的に他の人に感染させることはありません。

Q.罹患後症状(後遺症)はどんな治療がありますか?

A.罹患後症状は、自然経過で徐々に回復することが多いと考えられておりますが、その過程で、症状の緩和や早期回復を目的として、各症状に応じた対処療法が行われることがあります。また、海外の研究によると、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した後に新型コロナウイルスに罹患した場合、28日以上遷延する症状の発現が約半数への減少することが報告されています。

Q.罹患後症状(後遺症)の専門外来が近くにありません。

A.罹患後症状は、それぞれの症状について一般医療の中で十分対処できるものが少なくありません。まずはかかりつけ医やお近くの地域の医療機関に御相談下さい。

Q.新型コロナウイルス感染症罹患後からずっと倦怠感が続いている気がします。受診が必要ですか?

A.症状が段々と改善傾向であるならば、かかりつけ医等に相談しつつ、様子を見ることも可能です。症状が改善せずに持続する場合は、他の疾患による症状の可能性もありますので、かかりつけ医や地域の医療機関にご相談下さい。

医療機関向け

Q.罹患後症状(後遺症)で受診した者の診療費は無料ですか?

A.一般診療と同様に、診療費の自己負担が発生します。

Q 罹患後症状(後遺症)で受診された方にリハビリを提供できますか?

A.医師の判断でリハビリが有用とされる場合には、リハビリを提供することはできます。

Q 罹患後症状(後遺症)と診断した場合、届出の必要はありますか?

A.医師の届出の必要はありません。

参考

 問:新型コロナウイルス感染症になった後、症状が長引くことはありますか。<外部リンク>
(厚生労働省HP「新型コロナウイルス」Q&A(一般の方向け))​