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知っていますか?オーラルフレイル~徳島県口腔保健支援センター~

徳島県口腔保健支援センターから

こんな症状はありませんか。

▢話がしにくい
▢飲み込みにくい
▢こぼす
▢硬いものがかめない
▢むせることが増えた

これらの症状がある場合「オーラルフレイル(口の機能の低下)」の可能性があります。

オーラルフレイルとは

歯や口には「食べる」「話す」「表情を作る」「呼吸をする」など様々な働きがあります。オーラルフレイルとは歯や口の機能が衰えた状態のことです。「話がしにくい・飲み込みにくい・むせる・こぼす」などが、舌を含めた口の周囲の衰えでおこります。

健康な状態と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下する「フレイル(虚弱)」の段階があります。オーラルフレイルの症状は「フレイル(虚弱)」の初期に現れ、老化の初期のサインとも言われています。

健康で長生きするための「3つの柱」について

健康で長生きするためには

・しっかり食べて栄養をとること

・運動すること

・社会参加すること

の3つが大切といわれています。

歯や口の機能が衰えると食事がかたより、栄養状態が悪くなり、体力が低下します。

また口まわりの筋力低下は話しにくくなり、他の人も聞き取りにくくなり、人と話すことがおっくうになってきます。

このようなことで、口の働きの衰えは、ますます老化を早めてしまいます。

健康寿命を延ばすためにお口を見直しましょう

大切なことは

1.お口の中をきれいに

年を重ねると誤嚥(唾液や食べ物が気管に入ること)しやすくなります。口の中の汚れが肺に入ると肺炎を起こしますので、お口の中をきれいに保ちましょう。

歯の清掃についてはコチラ→健康づくりネット歯科啓発チラシ~歯のお掃除編

2. 口の中の保湿

唾液が少なくなると口の中の汚れや細菌が停滞しやすくなったり、食べ物が飲み込みにくくなったりします。唾液腺マッサージ、口を日頃から動かす、良く噛んで食べるなど唾液の分泌を促したり、保湿剤などを利用して口の乾燥を防ぎましょう。

3.きちんと食べるための口を保つ

むし歯や歯周病で歯を失わないように、定期的な健診を受けましょう。また、失ってしまった部分は、補うための歯科治療(かぶせ、ブリッジ、義歯など)を受けましょう。

4.口まわりの筋トレ

「歌を歌う」「会話をする」「声を出して本や新聞を読む」など日常生活の中で口を十分に使うよう、心がけましょう。

また、お口まわりの体操なども効果的です→くっぽちゃんの健口体操(外部サイト)※徳島大学歯学部作成

オーラルフレイルについてのチラシ1
オーラルフレイルについてのチラシ2

『オーラルフレイルについて』のチラシを活用される方はこちら↓