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家庭用品による健康被害について

液体の入ったスマートフォンケースからの液漏れによる健康被害

液体の入ったスマートフォンケースからの液漏れによる健康被害(液体の皮膚への付着による化学やけど)が報告されています。

当該製品の製造・輸入・販売等を行う事業者の方は、健康被害防止のため、次の事項にご留意ください。

  1. 液体の入ったスマートフォンケースの製造又は輸入の事業を行う者(以下 「製造業者等」という。)においては、ケースに封入された液体に含有されて いる化学物質について、皮膚に付着した場合を考慮して人への健康影響等を 確認するとともに、人への健康被害が生ずることのないよう安全性に配慮し た製品を取り扱うこと。
  2. 液体の入ったスマートフォンケースの販売の事業を行う者においては、自社 が販売するスマートフォンケースの安全性をその製造業者等を通じて確認し、 人への健康被害が生ずることのないよう安全性に配慮した製品を販売するよ う努めること。

マリンスポーツイベントで配布されたTシャツによる健康被害

 平成28年9月に神奈川県において開催された,マリンスポーツイベントで配布されたTシャツにより,皮膚炎症などの健康被害が発生しました。

 調査の結果,Tシャツのプリント加工に使用された塩化ジデシルジメチルアンモニウムが皮膚障害の原因物質と考えられることが明らかになり,厚生労働省から注意喚起の通知がありました。

 「Tシャツのプリント加工業者」の皆様におかれましては,今後,同様の事故の再発防止のため,次の事項にご留意ください。

  1. Tシャツのプリント加工の工程で新たな製造方法を導入する場合には,その導入した製造方法における安全性をよく確認すること。 その際、これまで使用経験のない化学物質の使用が疑われる場合には,必要に応じて、当該化学物質の販売元に遡って情報収集することも考慮すること。
  2. 1における化学物質のリスク低減化のため,最終製品の洗浄等の対応策を十分検討するなど、最終製品の安全性を確保すること。