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平成30年5月21日 定例記者会見 項目別

来年の知事選挙について(質疑)

(徳島新聞社)
 もう一点なんですけども、先々週辺りから、来春の知事選に向けて出馬要請がずっと続いているんですけれども、知事御自身も、まだ出馬表明されていないっていう段階ではあると思うんですけれども、昨年の6月定例会なんかでは、嘉見県議さんの方から多選4期目で多選で少し問題があるんじゃないかという指摘が出て来たりとかしたこともあったりしまして、現時点で5期目っていうこと、つまり20年知事を務めることに関して、多選っていう指摘があることについての見解をお伺いしたいんですが。

(知事)
 知事の期数といいますかね、何期やるかということで、確かに長くやりすぎてしまいますと、イエスマンが増えてしまうとか、あるいは行政に停滞が見られるんではないか、あるいはよどむんじゃないかということで、かつてから、いったい何期ぐらいが多選なんだろうか、何期ぐらいになってくるとそうした現象が起きてくるんだろうか、こうしたものがよくマスコミの皆さんはもとより、国会でも議論がなされたことがありまして、まず一つの目安として、3期までは多選と呼ばないんだろう。4期以降になってくると、その多選という概念に入ってくるんじゃないだろうか。一時期は法律でこれを規制しようという動きも実はあったんですが、やはりそれは、憲法を含めて少しおかしいんじゃないかと。やはり、最終的には有権者の皆さん方が決めるべきだし、あるいは多選に対しても様々な意見、逆に長ければ長いほどいいんだという意見もあるんだろうと。様々な観点から結局法律は出されない形となりました。
 しかしそうした中で、長くなればなるほど慣れが出てくる、これはもう当然のこととなりますので、私としては当然4期であろうと、5期であろうとそうしたものは当然多選という範疇には入ってくると。しかし、あと重要なのは、じゃあその負託を受けた時、今も現に4期として負託を受けているわけでありますので、日々そうした慣れといったもの、こうしたものを自分として戒めていくということが、一番のポイントになるんではないか。常に最初に選ばれた時のことをしっかりと思って、常にその感覚で臨んでいく。これが一番重要ではないかと。もちろん様々な皆さん方がこうした点について、もっともっとフレッシュにやっていくべきじゃないかとか、そうしたことは御指摘をいただければしっかりと咀嚼をさせていただくという形で対応していく。
 私としては、今4期という立場になっておりますので、その期その期もし与えられればしっかりと対応していくことが一番重要なんじゃないだろうか、最終的には有権者の皆様方の御判断と。例えば今途中であったって当然のことながら、様々な点での御指摘を受けるといった手立てもあるわけでありますので、私としては今4期、そしていよいよ四年間のうちの最後の一年、この期に入っているところでありますので、まずはしっかりと与えられたその任務、そして課題を日々いかにベストに解決していくのか、そうした点に全精力をかけていきたい、とこのように考えています。

(徳島新聞社)
 関連で、知事も御存じかと思うんですけど、かつて「改革派知事」と呼ばれた鳥取県の片山さん辺りは、「知事の仕事は10年が限界だと、権力者というのはひとつのポストにいたらいかんよ」というような発言をされておったかと思うんですが、知事という職をされた方自身の言葉として、どのようにその言葉をこう。

(知事)
 別に片山さんだけではなくて、総理になられた熊本の細川、当時知事さんも10年っていうことをあげられて、実は3期の途中で辞められちゃったんですね。片山さんは10年までいかないで2期で辞められてしまったと。鳥取の場合は、任期全体終えて終えられたんですが、それでもやはり少し鳥取県の中では混乱が生じましてね。当時アメリカに行っていた、それまで副知事をかつて務めた平井知事さんを若い県議会議員の皆さん方が、ニューヨークまで追いかけて、そしてなにがなんでも出てくれというような話があって、今の平井知事さんが3期ということになってます。
 ですからそうしたことを考えると、確かにこのよく権腐十年なんていうね、これは昔からの言葉があるわけでありますので、いにしえの皆さん方のそうした発言、あるいはかつてや知事を経験して、こうした今お話のあったような点を主張された皆さん方の御意見というものは、当然のことながらしっかりと斟酌(しんしゃく)していかなければいけない。特に片山知事さんは自治省のちょうど10年先輩でもありますし、昔も一緒に仕事したことがありますのでね、そうした点を考えるとこうした御意見というものは、日々金科玉条のごとく私としてはその記憶の中に入れていると。そして意識しながら、しっかりと務めていくと、このように考えています。

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