徳島県は、全国トップレベルの日照時間や豊富な森林資源を有するなど、「自然エネルギーの宝庫」であります。
こうした本県の優位性を最大限に活用し、「自然エネルギー立県とくしま」の実現に向けた取り組みを推進し、さらに、県として自らが率先して自然エネルギーの導入を促進するため、小松島市和田島町の地に「太陽光発電所」を建設しました。
この発電所は、平時の電力の安定供給や地球温暖化防止はもとより、いざ災害時には、隣接する和田島緑地に災害時の非常用電源を供給する新たなメガソーラーの活用システムを有しています。
出力 | 2,000kW(2メガワット) |
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年間発電電力量(運開時) | 2,418,000kWh(一般家庭770世帯分) |
敷地面積 | 28,892m2 |
工事費 | 6億7,725万円 |
太陽電池パネル | 245W×8,652枚(シャープ社製) |
パワーコンディショナ | 500kW×4台,100kW×2台(災害対応用) |
運転開始 | 平成25年10月29日 |
和田島太陽光発電所は、出力2,000kWのうち200kW分の太陽電池パネルを周辺地盤より2m高い位置に設置することにより、津波被害を受けない構造とし、災害時に電力会社からの電気が停止した場合にも、発電所に隣接する和田島緑地に電力を供給できるシステムを有しています。
災害時には、このシステムを活用し、和田島緑地に設置している災害対応分電盤から照明、テレビ、携帯電話等に電源を供給することができます。
また、電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHV)を活用すれば、離れた避難所等に電気を運ぶことが可能です。
平成25年度には、県、小松島市、自動車会社が協働し、メガソーラーで充電した電気を避難所等で活用する実証実験を行っています。
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