川口ダムは、那賀川の上流にある日野谷発電所で発電した水を逆調整するための利水ダムであり、ダム下流の水位変動を緩和するとともに川口発電所で発電を行います。昭和60年度に、ダムゲート制御装置を設置して、ダム地点の流入量に即応したゲートの開閉操作ができるようになっています。
ダム形式 | 直線重力溢流コンクリート |
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堤頂長 | 182.5m |
堤高 | 30.0m |
堤体積 | 53,500m3 |
ゲート種類 | ローラーゲート |
ゲート数 | 6門 |
ゲート寸法 | 高さ13.8m×幅13.0m |
流域面積 | 657.3km2 |
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全容量 | 6,463,000m3 |
有効容量 | 950,000m3 |
満水位標高 | 95.0m |
利用水深 | 1.5m |
満水時湛水面積 | 0.87km2 |
管理所・・・ダムを管理する管理棟で、操作室には管理設備が設置されています。
水位局・・・テレメータで管理所へ水位データを送る施設です。
雨量局・・・テレメータで管理所へ雨量データを送る施設です。
警報局・・・ダムからの放流を知らせるために那賀川沿いに21箇所設置されています。
ダム放流による増水について注意を喚起するため、那賀川沿いに放流警報看板(立札)を設置しており、配置位置は次のPDFファイルをご覧ください。
全国的にも珍しい浮きゲートです。
浮きゲートは6門ある洪水吐ゲートの塗装や補修などを実施する際に使用する予備ゲートであり、必要時にはゲート内に空気を入れて水面に浮かせ、作業船で調整池内を曳行し、洪水吐ゲート前でゲート内に水を入れ、直立させた状態で戸溝に挿入して使用します。
通常時はダム湖上流に保管されています。
放流量が比較的少ない場合は1門だけ開門して放流を行います。
2011年9月の台風通過後の放流状況です。
季節ごとに違う顔を見せ、訪れる人の目を和ませてくれます。
川口ダムでは、平成22年度より広報活動の一環として施設見学会を実施しています。
この見学会は、企業局が実施している事業やその取り組みを県民の皆さんに広く知っていただくとともに、「地球に優しいクリーンエネルギー」である「水力発電」や「風力発電」の仕組みを実際に見学していただき、エネルギーや環境について関心の芽をはぐくんでいただくことを目的としています。
見学会の実施日、見学対象者及び申し込みはこちら
平成31年4月1日より統一デザインにリニューアルしました。
みなさん、お気軽にお立ち寄りください。
※お越しいただいた時の在庫の状況によりお渡しできない場合は、後日郵送します。
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