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東京都中央卸売市場の9月平均入荷日量は、上旬3,952トン(前旬比14%減)、中旬3,409トン(前旬比14%減)、下旬4,506トン(前旬比32%増)。
<総括>
9月の東京青果市場は、相次ぐ台風の上陸や連日の天候不順、千葉豪雨をはじめとする東日本各地の大雨被害により、葉物類および果菜類を中心に全国的な出荷不能・生育障害が発生し、品不足から相場が高騰する展開となった。大幅な相場高騰に伴い末端消費では買い控えの動きが顕著化したものの、不振・高騰を極めた葉物・果菜類の代替需要を受ける形で根菜類や芋類への引き合いが強まった。10月の見通しとしては、主要産地が夏秋物から秋冬物へ移行する産地リレーの端境期を迎えることに加え、近県産地における降雨被害の爪痕が残ることから、入荷量のブレと相場乱高下に対して注意が必要である。
<ニンジン>
主力産地である北海道産は生育が順調に進み、大玉化傾向が顕著となった。天候不順に伴う葉物・果菜類の高騰を受けて、代替需要が堅調に推移し、積極的な引き合いがみられた。東京都中央卸売市場への平均日量は上旬は216トン(前旬比11%減)、中旬は232トン(前旬比7%増)、下旬は304トン(前旬比31%増)。北海道産の相場は、上旬はM(10キロ)1,300円。中旬は、M(10キロ)1,300円ともちあい。下旬は、M(10キロ)1,310円ともちあい。10月中旬より随時北海道産から青森・関東産へリレーの見通しだが、関東では大雨・冠水被害による減収や品質低下が懸念される。
<サツマイモ>
月前半は局地的な長雨の影響で現地掘り取り作業に一時的な遅延が生じたものの、市場全体ではひねものから新物へのシフトが本格化した。下旬にかけて徳島県産の入荷量が増加するにつれ、秋の行楽シーズンや気温低下に合わせた量販店での特売・秋商材コーナーの展開が活発化し、引き合いが一段と強まった。県産の平均日量と相場は、上旬16.6トンで秀L(5キロ)2,000―1,800円、中旬19.9トンで秀L(5キロ)2,200―1,800円ともちあい、下旬14.8トンで秀L(5キロ)2,400―1,800円と強もちあい。10月に向け需要の本格化に伴う順調な消化が見込まれる。
<ツルムラサキ>
県産の平均入荷量は上旬134キロ、中旬103キロ、下旬86キロ。相場は上旬140―100円、中下旬とも140―120円。
<甘長トウガラシ>
県産の日平均入荷量は上中下旬通じて5キロと横ばい。相場は上中下旬通じて秀L(1キロ)2,000円。
東京都中央卸売市場の9月平均入荷日量は、上旬989トン(前旬比7%減)、中旬867トン(前旬比12%減)、下旬1,110トン(前旬比28%増)。
<すだち>
夏季の少雨の影響から一部に果皮の黄変や焼けが見られたものの、飲食店等の業務筋からの根強い需要に加え、秋の松茸との連動販売による販売が好調。県産の平均入荷量は上旬1,492キロ、中旬2,946キロ、下旬2,407キロ。相場は、上旬が秀2L(1キロ)1,900―1,000円、中旬は秀2L(1キロ)2,000―700円と弱もちあい。下旬は秀2L(1キロ)1,700―600円と小安い。10月からは露地物から貯蔵物への切り替えが順次始まる見通しであり、引き合いの強い取引が期待される。
豊洲市場の入荷(平均日量)は上旬1,081トン(前旬比19%増)、中旬1,140トン(前旬比9%減)、下旬922トン(前旬比7%減)。
<サバ>
上旬24トン、880―440円、小安い。中旬24トン、960―520円、小高い。下旬17.9トン、960―530円、もちあい。
<イワシ>
上旬18トン、900―470円、上伸。中旬16.5トン、850―350円、弱もちあい。下旬14.9トン、1020―320円、小高い。
<シラス干>
上旬19トン、1,320―700円、もちあい。県産は1,060―600円。
中旬14トン、1,210―840円、もちあい。県産は1,190―650円。
下旬16トン、1,280―820円、もちあい。県産は1,250―730円。
東京食肉市場の肉牛入荷(平均日量)は、上旬430頭(前旬比10%増)、中旬427頭(前旬比1%減)、下旬335頭(前旬比22%減)。
豚入荷(平均日量)は、上旬848頭(前旬比6%減)、中旬922頭(前旬比9%増)、下旬971頭(前旬比5%増)。
<牛>
中旬まで枝肉相場は高値で推移したが、シルバーウィーク中は記録的長雨や台風による買い控えで軟調に。シルバーウィーク明けに和牛・交雑牛共に高騰したものの部分肉の荷動きは鈍化した。輸入牛は豪州産の在庫過多も見られるが相場はもちあい。上旬は和牛去勢A4(1キロ)2,543円、交雑去勢B3(1キロ)1,895円ともちあい。中旬は和牛去勢A4(1キロ)2,479円、交雑去勢B3(1キロ)1,788円と弱もちあい。下旬は和牛去勢A4(1キロ)2,494円、交雑去勢B3(1キロ)1,889円ともちあい。
<豚>
気温が低く出荷は堅調だったが、シルバーウィークの需要減で枝肉相場は昨年割れ。部分肉は外食向けが鈍く、スソ物や前倒しの鍋物商材が中心。一方、輸入豚肉はシルバーウィーク需要や代替需要によりチルド・冷凍品共に引き合いが強まった。上旬は上物加重平均(1キロ)589円と小反落。中旬は上物加重平均(1キロ)595円ともちあい。下旬は上物加重平均(1キロ)593円ともちあい。