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市況情報(8月・東京)

野菜

東京都中央卸売市場の8月平均入荷日量は、上旬2,953トン(前旬比37%減)、中旬5,291トン(前旬比79%増)、下旬4,587トン(前旬比13%減)。

 

<総括>

8月は、北海道、東北の産地では7月から続く曇雨天や低温の影響を受けた一方で、高冷地では高温、干ばつが続き、生育遅延や出荷不足が目立った月となった。盆前は野菜全般に品薄から高値相場となり、盆明け以降は降雨により干ばつが解消され、ホウレンソウなども生育が回復し出荷量も増加した。果菜類では、ピーマンやキュウリは出荷増から販売が鈍化し、相場は軟化した一方、トマト類は北海道、東北産の生育不良等により不足感が続き、相場は高値で推移した。9月は野菜全般に生育順調であるが、これまでの降雨や今後の台風、全国的な高温予想から見通しが難しい。

 

<ニンジン>

月初は一部青森の入荷も、以降は北海道産中心の入荷。上旬は東京都中央卸売市場への平均日量191トン(前旬比30%減)。秀ML(10キロ)ともに1,100ー900円。中旬は平均日量248トン(前旬比30%増)。秀ML(10キロ)ともに1,200ー900円ともちあい。下旬は平均日量243トン(前旬比2%減)。秀ML(10キロ)1,300ー1,100円と強含み。北海道産の生育は良好であったが降雨により品質低下も認められ9月は入荷量はやや少ないか。

<サツマイモ>

上旬は東京都中央卸売市場への平均日量45トン。上旬より関東産の新物スタート。ヒネ物の残量多い中新物がスタート。関東産は秀L(5キロ)1,600ー1,200円。県産は前旬比2%減の日量18トン。秀L(5キロ)1,900ー1,800円ともちあい。中旬は平均日量52トン(前旬比15%増)。関東産は秀L(5キロ)1,600ー1,400円ともちあい。県産は前旬比4%減の日量17トン。秀L(5キロ)1,900ー1,800円ともちあい。下旬は平均日量84トン(前旬比61%増)。関東産は秀L(5キロ)1,600ー1,400円ともちあい。県産は前旬比12%減の日量15トン。秀L(5キロ)1,900ー1,800円ともちあい。関東産は適度な降雨に恵まれ生育は順調で正品率も高く、9月は潤沢な入荷が見込まれるか。

<ツルムラサキ>

県産の平均入荷量は上旬240キロ、中旬243キロと横ばい。下旬186キロと漸減。相場は上旬が秀(200グラム)130ー120円。中旬は秀(200グラム)130ー100円と小安い。下旬は秀(200グラム)130ー100円ともちあい。

<甘長トウガラシ>

県産の平均入荷量は上旬5キロ、中旬5キロ、下旬5キロと横ばい。相場は上中下旬通じて優L(1キロ)2,000円。

果実

東京都中央卸売市場の8月平均入荷日量は、上旬984トン(前旬比32%減)、中旬1,369トン(前旬比39%増)、下旬1,063トン(前旬比22%減)。

<すだち>

県産の平均入荷量は上旬1.2トン、中旬1.8トン、下旬2.2トン。相場は上旬が秀2L(1キロ)2,800ー1,500円ともちあい。8日より露地物販売がスタート。秀2L(1キロ)2,600ー1,500円。少雨の影響で玉太りが遅れ気味で入荷量も少なく、中旬は品薄のため露地秀2L(1キロ)2,100ー1,500円と強もちあい。下旬は入荷量も増加しはじめ、相場は露地秀2L(1キロ)1,900ー800円と下押し。8月の少雨の影響で玉太りが遅れ、9月が入荷のピークとなり、価格も緩むか。

水産

豊洲市場の8月平均入荷日量は上旬1,059トン(前旬比15%増)、中旬901トン(前旬比15%減)、下旬909トン(前旬比1%増)。

<サバ>

上旬23トン、870ー460円、もちあい。中旬15トン、1,200ー510円、品薄高。下旬21トン、890ー500円、平落。

<イワシ>

上旬11トン、960ー490円、もちあい。中旬16トン、950ー510円、もちあい。下旬24トン、780ー440円、小安い。

<シラス干>

上旬15トン、1,330ー890円、小高い。県産は1,030ー760円。中旬16トン、1,360ー970円、強もちあい。県産は1,000ー750円。下旬19トン、1,110ー720円、反落。県産は1,000ー580円。

畜産

東京食肉市場の肉牛平均入荷日量は、上旬438頭(前旬比4%増)、中旬359頭(前旬比18%減)、下旬392頭(前旬比9%増)。

豚平均入荷日量は、上旬917頭(前旬比6%増)、中旬942頭(前旬比3%増)、下旬906頭(前旬比4%減)。

 

<牛>

全国的に出荷が少なく、在庫が潤沢とはいえない状況が続いた上に、旧盆商戦に向けた手当が入り、8月は月を通して高値相場となった。上旬は和牛去勢A4(1キロ)は2,471円、交雑去勢B3(1キロ)は1,969円とともにもちあい。中旬は和牛去勢A4(1キロ)は2,472円、交雑去勢B3(1キロ)は1,888円ともちあい。下旬は和牛去勢A4(1キロ)は2,471円、交雑去勢B3(1キロ)は1,895円ともちあい。9月は月後半にシルバーウィークがあり、行楽需要が期待されるが、どの程度の需要喚起に繋がるか不透明感が強いものの、引き続き出荷頭数は少ないと見込まれ需要の強弱に関わらず、枝肉相場は強含みか。

<豚>

西日本を中心に厳しい暑さが続き、東日本では天候不順などもあり、出荷頭数は潤沢ではなかったが、台風などの影響もあり末端需要が盛り上がりに欠けたことから相場は軟調な展開となった。上旬は上物加重平均(1キロ)は740円ともちあい。中旬は上物加重平均(1キロ)は514円と下押し。下旬は上物加重平均(1キロ)で623円と小戻す。9月は後半にシルバーウィークなどもあり、行楽需要の増加が期待される一方、しばらくは厳しい残暑が続くとみられ、出荷頭数は伸び悩むか。しかし、下旬以降は秋も深まり頭数もそれなりに出てくるものとみられ、連休明けは落ち着いた展開になると予想される。