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東京都中央卸売市場の7月平均入荷日量は、上旬2,749トン(前旬比37%減)、中旬3,709トン(前旬比35%増)、下旬4,651トン(前旬比25%増)。
<総括>
7月は連日の猛暑により客足が鈍く、野菜全般の荷動きは重い展開となった。暑さによる食欲低下からスイカやメロン、キュウリなどの「水もの」に需要が集中する一方、一般的な野菜は買い控えられた。一気の上昇をみせた酷暑の影響により、葉物類を中心に傷みが発生した。端境期となる産地の切り替えも重なり、計画外の出荷集中や、雨後の高温多湿にともなう病気の発生が警戒された。8月も厳しい暑さが続くと見込まれ、需要の回復は遅れるか。
<ニンジン>
上旬から中旬にかけて、関東産から北日本産へと順次切り替わり。北海道産は生育絶好調により7月21日から本格上場が始まると入荷量が急増。一方、青森産はMサイズ中心の出荷となり、市場・量販店側のLサイズ需要と噛み合わず苦戦した。下旬は北海道産の出荷本格化と青森産の残存、さらに酷暑による傷みリスクが重なり、バイヤーの買い控えが深刻化。東京都中央卸売市場への平均日量は上旬は162トン(前旬比26%減)、中旬は192トン(前旬比19%増)、下旬は275トン(前旬比43%増)。青森県産・北海道産の相場は、上旬はM(10キロ)2,400ー2,200円。中旬は、M(10キロ)2,400ー2,300円ともちあい。下旬は、M(10キロ)2,300ー2,100円と下押し。8月上中旬も厳しい展開が予想され、下旬以降の給食再開や秋商材への売り場切り替えで好転するか。
<サツマイモ>
東京都中央卸売市場への平均日量は、上旬58.4トン、中旬48.9トン、下旬69.6トン。全体として、猛暑による加熱調理の敬遠から消費が著しく低迷。前年産「ひねもの」の残存と他産地の潤沢な入荷が重なり、極めて厳しい消化難となった。県産の新物は、7月中旬より入荷がスタート。県産の平均日量と相場は中旬9.4トンで秀L(5キロ)2,500円、下旬18.2トンで秀L(5キロ)1,900ー1,800円と小安い。全体的な需要低迷により消化に苦戦。8月は「ひねもの」の減少と新物への完全シフトによる量販店の仕入れ切り替えが期待されるが、猛暑の影響で当面は弱含みか。
<ハウスレンコン>
県産の日平均出荷量は上旬75キロ。相場は、上旬の県産秀M 900ー700円。出荷は7月上旬で終了した。
<ツルムラサキ>
県産の平均入荷量は上旬151キロ、中旬208キロ、下旬226キロと漸増。相場は上旬180ー140円、中旬160ー140円、下旬140ー120円と弱気配。
<甘長トウガラシ>
県産の日平均入荷量は上旬12キロ、中旬5キロ、下旬5キロ。相場は上中下旬通じて秀L(1キロ)2,000円ともちあい。
東京都中央卸売市場の7月平均入荷日量は、上旬718トン(前旬比10%減)、中旬1,015トン(前旬比41%増)、下旬1,455トン(前旬比43%増)。
<すだち>
連日の酷暑に伴い、飲食店・居酒屋など、サッパリした味覚を求める業務筋向けの引き合いが極めて強く、荷動き自体は好調に推移した。県産の平均入荷量は上旬980キロ、中旬1,122キロ、下旬1,047キロ。相場は、上旬が秀2L(1キロ)2,500ー1,200円、秀L(10玉)500ー300円ともちあい。中旬は秀2L(1キロ)2,500ー1,200円、秀L(10玉)500ー200円ともちあい。下旬は秀2L(1キロ)2,800ー1,000円、秀L(10玉)400ー300円と小安い。しかし、ハウスものの終盤に伴い、果皮の「黄変」や「焼け・傷み」が深刻化。8月上旬から露地ものの出荷が始まるが、裏年の割には計画量が多い予想も、高値疲れで反落か。
豊洲市場の入荷(平均日量)は上旬995トン(前旬比11%増)、中旬959トン(前旬比4%減)、下旬925トン(前旬比4%減)。
<アジ>
上旬37トン、790ー620円、上申。中旬35.2トン、680ー510円、下押し。下旬32.4トン、850ー630円、上申。
<サバ>
上旬18トン、790ー440円、小安い。中旬21.0トン、920ー420円、小高い。下旬20.6トン、920ー450円、もちあい。
<イワシ>
上旬24トン、680ー320円、上伸。中旬16.2トン、720ー380円、じり高。下旬17.5トン、950ー350円、小高い。
<シラス干>
上旬22トン、1,550ー1,060円、もちあい。県産は1,390ー700円。中旬27トン、1,530ー1,090円、もちあい。県産は1,310ー650円。下旬33トン、1,250ー850円、下押し。県産は970ー560円。
東京食肉市場の肉牛入荷(平均日量)は、上旬427頭(前旬比7%増)、中旬407頭(前旬比5%減)、下旬419頭(前旬比3%増)。 豚入荷(平均日量)は、上旬745頭(前旬比25%減)、中旬905頭(前旬比22%増)、下旬867頭(前旬比4%減)。
<牛>
今月は上旬に大きな共励会があり、和牛、交雑牛共に高値をつけた。下旬は関東も梅雨が明け、3連休明けも重なり、相場はさらに上昇。上旬は和牛去勢A4(1キロ)2,414円、交雑去勢B3(1キロ)1,856円ともちあい。中旬は和牛去勢A4(1キロ)2,406円、交雑去勢B3(1キロ)1,861円ともちあい。下旬は和牛去勢A4(1キロ)2,511円、交雑去勢B3(1キロ)1,970円と上伸。8月は猛暑による出荷への影響も懸念されるが、旧盆仕入れ需要は強く強もちあいか。
<豚>
7月に入り酷暑にともなう出荷頭数の減少や、一部での買い控えから、全体的には軟調な推移となった。上旬は上物加重平均(1キロ)796円と急伸。中旬は上物加重平均(1キロ)738円と急落。下旬は上物加重平均(1キロ)667円と続落。各地で厳しい暑さが続いており、8月は生産(肥大不良)に及ぼす影響が懸念されている。月初めの旧盆手当ても含め、強含みの展開か。