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野菜
東京都中央卸売市場の5月平均入荷日量は、上旬5,457トン(前旬比16%増)、中旬5,413トン(前旬比1%減)、下旬5,549トン(前旬比3%増)。
<総括>
5月は全国的に気温が上昇し真夏日を記録する地域があった一方、周期的な降雨により日ごとの温度差が激しく、下旬には曇天が続くなど気候の起伏が激しい月となった。大型連休や母の日といったイベント期を迎えたものの、小売店での荷動きは総じて盛り上がりに欠け、期待ほどの需要喚起にはつながらなかった。東京都中央卸売市場全体としては各品目で産地の移行や供給量の拡大が進んだものの、これまでの高値に対する買い控えや様子見姿勢も見られ、一部で取引が伸び悩む場面もあった。ニンジンは徳島産終盤から関東産へ切り替わり数量も増加し、大型連休後販売も鈍化し、安値展開となった。
<ニンジン>
中旬まで徳島産中心の入荷。上旬は東京都中央卸売市場への平均入荷日量297トン(前旬比2%減)。県産の関東市場への平均入荷日量292トン。秀M(10キロ)1,700ー1,400円と弱もちあい。中旬は千葉県産の入荷も増え、平均入荷日量382トン(前旬比29%増)。県産の平均入荷日量377トン。秀M(10キロ)1,600ー800円と下押し。一部市場では販売を終了。下旬は平均入荷日量273トン(前旬比29%減)。県産は出荷終盤で平均日量107トン。秀M(10キロ)1,400ー400円。県産は5月29日販売分で終了。
<サツマイモ>
5月は定植作業中心。近在産は大型連休以降徐々に入荷量減少。下旬から高知県産の新物が入荷し、土佐紅AL(5キロ)3,700円と高値。
<ブロッコリー>
上旬は東京都中央卸売市場への平均入荷日量150トン(前旬比14%増)。県産は1.8トン。相場は、秀L(6キロ)2,700ー1,600円と下押し。中旬は平均入荷日量115トン(前旬比24%減)。県産は1.1トン。需要が堅調なことから相場は、秀L(6キロ)3,800ー3,000円と上伸。下旬は平均入荷日量下旬114トン(前旬比増減なし)。県産は0.5トンと漸減。相場は秀L(6キロ)3,500ー1,200円と下押し。県産は5月25日販売分で終了。
<ツルムラサキ>
県産の平均入荷日量は上旬75キロ、中旬71キロ、下旬99キロ。相場は上中旬秀M(100グラム)150ー130円と横ばい。下旬秀M(100グラム)100ー70円と下押し。
東京都中央卸売市場の5月平均入荷日量は、上旬907トン、中旬952トン、下旬896トン。
<すだち>
県産の平均入荷量は上旬1トン、中旬1.3トン、下旬1.2トン。5月はハウスものの品質が良好ななかで全体的に数量が足りず、需要が高かったことから月を通じて強もちあい。相場は上旬が秀2L(1キロ)4,600ー3,400円、秀L(10玉)900ー600円と上昇。中旬も品薄感のため、秀2L(1キロ)4,600ー3,800円、秀L(10玉)900ー500円と強もちあい。下旬は無加温ものの入荷も始まり若干供給が需要に追いつき、秀2L(1キロ)3,600ー2,700円、秀L(10玉)700ー400円と下押し。6月は他の野菜類の価格低下に引っ張られる懸念もあり、注意か。
豊洲市場の入荷(平均日量)は上旬1,129トン(前旬比10%増)、中旬1,044トン(前旬比7%減)、下旬934トン(前旬比11%減)。
<アジ>
上旬46トン、550ー410円、もちあい。中旬52トン、490ー350円、小安い。下旬55トン、600ー480円、反発。
<サバ>
上旬19トン、1,100ー500円、小高い。中旬19トン、680ー430円、下押し。下旬19トン、670ー400円、もちあい。
<イワシ>
上旬25トン、720ー320円、もちあい。中旬28トン、670ー320円、弱含み。下旬20トン、530ー320円、続落。
<シラス干>
上旬39トン、2,160ー1,470円、下押し。県産は1,890ー1,480円。中旬54トン、1,760ー940円、続落。県産は1,760ー1,200円。下旬34トン、1,690ー850円、弱もちあい。県産は1,380ー980円。
東京食肉市場の肉牛入荷(平均日量)は、上旬232頭(前旬比33%減)、中旬483頭(前旬比109%増)、下旬435頭(前旬比10%減)。
豚入荷(平均日量)は、上旬1,045頭(前旬比13%増)、中旬986頭(前旬比6%減)、下旬1,069頭(前旬比8%増)。
<牛>
大型連休中の消費は順調であったが、連休前の全国的な頭数減少による在庫薄から、休み明けに補充買いが集中し、上旬は和牛去勢A4(1キロ)2,550円、交雑去勢B3(1キロ)1,846円と強もちあい。中旬にかけても和牛去勢A4(1キロ)2,571円、交雑去勢B3(1キロ)1,892円と強もちあい。下旬は急激な値上がりに末端の価格が追いつかず、和牛去勢A4(1キロ)2,516円、交雑去勢B3(1キロ)1,836円と弱含み。6月は梅雨で消費が低迷する時期だが出荷頭数が大きく回復することがなければ5月のもちあいか。
<豚>
大型連休中は需要が重なり一時900円近くまで上がるなど、上旬は上物加重平均(1キロ)812円と強もちあい。しかし、連休明けからは不需要期による末端の荷動きの停滞、消費者の節約志向の強まりなどから、中旬は上物加重平均(1キロ)590円と急落。下旬は上物加重平均(1キロ)667円と小戻す。6月は前年を上回る出荷が予想されているが、暑熱の影響で出荷頭数が落ち込めば需要が引き締まり、梅雨期で末端消費は鈍くなるものの相場は強含みか。