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農作業中の熱中症に注意しましょう!

農作業中の熱中症による死亡事故は7~8月に多い傾向があります。5月頃であってもビニールハウス内等において死亡事故が発生しています。

 農業従事者の中には,熱中症の具体的な症状がわからず,自ら意識しないうちに

熱中症にかかっている方が多くいます。特に高齢農業従事者は脱水しやすいため,

こまめな水分と塩分の補給や休憩を周囲の方が協力して声かけを行うなど,重点的な

対策が必要です。

 また,熱中症による死亡者が増え始める最高気温30℃を超えない日でも,暑さに

慣れていない時期やビニールハウス内などでは死亡事故が発生しており,早めの対策

で熱中症の予防を図ることも重要です。

農作業中の熱中症による死亡事故の発生状況1
農作業中の熱中症による死亡事故の発生状況2
農作業中の熱中症による死亡事故の事例
農作業と暑さ指数について
夏の農作業で心がけること
熱中症が疑われる場合の処置

~熱中症は適切な予防をすれば防ぐことができます~

熱中症を正しく理解し、農作業中の熱中症事故の予防に努めましょう!

「新しい生活様式」における農作業中の熱中症予防行動について

○夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。

このため、農作業中でヒトと十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、

熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。

○マスクを着用している場合には、強い負荷の作業を避け、のどが渇いていなくても

こまめに水分補給を心がけるようにしましょう。

また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜、マスクをはずして休憩することも必要です。

<熱中症の予防法>

1天気予報と体調をチェック

・急に暑くなる日は要注意です。

徳島県の現在の暑さ指数及び今後の暑さ指数予報がチェックできます。

・体調不良時は無理をしないように。

2涼しい服装・安全な作業環境

・帽子で日差しを遮り、汗を逃がしやすい服装で。

・作業はできる限り2人以上で。

・暑いハウスの中は風通し良く。

3こまめな水分補給・こまめな休憩

・喉が渇く前に、こまめに水分をとりましょう。

・こまめに涼しい場所で休息しましょう。

○高齢者は要注意!

高齢者は若者に比べると、暑さや喉の渇きを感じにくくなっています。

周囲の人も積極的に声をかけましょう。

<熱中症になってしまったら>

1涼しい場所に避難させる

2衣服を脱がせ、身体を冷やす

3水分を補給する

4自力で水を飲めない、意識がない場合は、直ちに救急車を要請しましょう。