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もっと知ってください!補助犬Q&A

身体障害者補助犬とは

身体障害者補助犬(以下、補助犬)とは、体に障がいのある人の目や耳、手足となって働くよう訓練された犬で、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」の総称で、補助犬は、障がいのある人の生活に大きな役割を果たしています。
補助犬との生活が始まったら、もっと積極的に外出できる!、ずっと行きたかったあのお店に行ってみよう!…補助犬は、補助犬と暮らす障がいのある人(以下、補助犬ユーザー)の生活に彩りを添える存在です。

公共施設、公共交通機関、店舗などの不特定多数の人が利用する施設では、「補助犬を同伴する障害のある人を拒否してはならない」ことが、身体障害者補助犬法で義務付けられています。

補助犬の受入れについて

身体障害者補助犬法により、不特定かつ多数の方が利用する施設(例えば飲食店や病院、ホテルなど)においては、補助犬が同伴することを拒んではならないとされています。
 

Q.補助犬とペットの見分け方はどうすればよいの?

A.補助犬とペットの見分け方は、犬が適切な「表示をつけているか」、ユーザーが「認定証(使用者証)を所持しているか」です。

盲導犬は白または黄色のハーネス(胴輪)を目印としてつけており、介助犬・聴導犬は胴着などにわかりやすく表示をつけています。

また、使用者本人には認定証(盲導犬の場合は使用者証)の携帯が義務づけられています。

補助犬かどうかの確認が必要な場合は、「認定証を確認させていただけますか?と声をかけましょう。

Q.補助犬の表示をつけていない犬が来たが、受け入れなければならないの?

A.受け入れる必要はありません。補助犬の表示は補助犬法で義務付けられています。

表示の確認や認定証(使用者証)の提示に応じてもらえない場合は、受け入れの義務はありません。

補助犬を受け入れる際に「認定証を確認させていただけますか?」と声をかけることは、補助犬使用者に対して失礼にはあたりません。

Q.犬に対するアレルギーがある利用客がいるかもしれない、受け入れ拒否はできる?

A.基本的に受け入れを断ることはできません。

補助犬ユーザーは、補助犬の行動を管理しています。

補助犬は咬む、飛びつく、吠えるということがないように訓練されています。

おとなしくユーザーの側で待機しているので、ご安心ください。

しかし、アレルギーのある方にとっては犬が清潔かどうかにかかわず、犬の存在そのものが精神的に負担となること考えられます。

飲食店の場合、補助犬ユーザーと犬アレルギーの方、それぞれの意向を確認し、席を離すなどの配慮を行うことで、双方が安心して利用できるよう工夫しましょう。

Q.補助犬がかわいいから、近づいてもいい?

A.補助犬は補助犬ユーザーからの指示がとても大切です。補助犬に対して話しかける、じっと見つめる、触る等の気を引く行動は避けましょう。

盲導犬の場合、ユーザーは盲導犬に何かされても気づかないので、突然近づくなどの行動は避けてほしい。

何か伝えたいことがある場合、ユーザーに声をかけてください。

Q.従業員の教育はどのようにしたらいいの?

A.従業員が、補助犬ユーザーに対して適切に対応するために、次のポイントを把握できるようにしましょう。

1.補助犬の種類や役割について知ること

2.補助犬の受入れが当然であると理解すること

3.他の施設利用の方に補助犬について説明できること

Q.補助犬を撮影したらダメですか?

A.補助犬の撮影はしないでください。

勝手に写真や動画を撮ることは、補助犬ユーザーに対する迷惑行為にあたります。

盲導犬ユーザーの場合、自分や盲導犬が撮影されていても気づくことができません。

目が見えない、見えにくいため、周囲でシャッター音がすると、とても不安になります。

撮影のため補助犬に近づいたり、シャッター音により、補助犬がお仕事に集中できなくなると、補助犬ユーザーに危険が及ぶ場合があります。

また、許可なくSNSやWEBサイトに掲載しないようにしてください。

補助犬の写真からユーザーが特定される場合があります。

補助犬ユーザーの肖像権・プライバシー権への配慮をお願いします。

パンフレット