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令和5年度第1回試験研究評価委員会評価結果(事前評価)

令和5年度第1回徳島県立保健製薬環境センター試験研究評価委員会

事前評価結果

〈課題名〉植物性自然毒の多成分迅速一斉分析法の検討

評価結果1
総合評価
採点結果(出席全委員の総合評価点の平均点)
4.3点(5点満点)
評価結果2
評価項目ごとの採点結果。点数は、出席全委員の平均点。
評価項目 必要性 目標 研究内容 手法
採点結果(5点満点) 4.4点 4.3点 4.3点 4.0点
試験研究評価シート
主なコメント

○・植物性自然毒の多成分迅速一斉分析法の確立を目指した本試験研究は、迅速な原因究明による健康被害の拡大防止という観点から、ニーズを踏まえた研究内容である。
・分析対象とする植物性自然毒の選定等について、十分に検討いただきたい。

○本研究により一斉分析が可能になれば、非常に画期的かつ実用化が見込まれる成果が得られることが期待される。最終的には生体試料を用いた分析を目指していただきたい。

○必要なテーマだと思います。食べないことが一番大事だと思いますので啓発活動とともにテーマを進めていって下さることを期待しております。

○県民の生命や健康に関わる問題です。速やかに解毒等の対処をするためには迅速な原因植物の同定が重要であり、必要性の高い研究であると考えます。多成分を迅速かつ簡便な測定法の確立という明確な目標が掲げられています。研究内容についても明確に示されています。手法については、今後、期待しています。

○・非常に必要性の高い研究内容であると判断する。目標についても明確であり、また研究内容、手法についても問題ないと判断する。
・標準品が効果で入手困難との事であったが、成分名を見て納得した。

○1.有毒植物による食中毒で死者がでており、県内でも発生しうる状況であるため、その判定の迅速化を目指す本研究の必要性は高いと言える。
2.判定時間の目標値が必要ではないか?
3.県内の事例を活かす方針は良いが、過去にない新しい事例への対応方法をあわせて検討して欲しい。
4.一斉に分析できるため、アイデアがどのようなものなのか明確にして欲しい。
☆野心的ですばらしい。大変期待しています。(2、3、4は委員会当日の質疑応答で回答して頂いたと思います。)

○植物性自然毒に起因する健康被害の発生件数は少ないものの、植物性自然毒による死者数の割合が高いことを知りました。多成分迅速一斉分析法を実施して、迅速な原因究明による健康被害の拡大を防止するということなので、具体的にどのようにつながっていくのか楽しみである。