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令和5年度第1回試験研究評価委員会評価結果(事後評価2)

令和5年度第1回徳島県立保健製薬環境センター試験研究評価委員会

事後評価結果2

〈課題名〉徳島県における大気中アンモニア濃度の広域調査

評価結果
採点結果(出席全委員の平均点) 評価項目
4.0点(5点満点) 「成果」のみ
試験研究評価シート
主なコメント

○・パッシブサンプリングによる県内各地の大気中のアンモニア濃度のデータに基づき、PM2.5質量濃度とガス状アンモニア濃度の関連性は低いとの結論が示された。
・現在進行中の窒素沈着量の実態把握についての研究成果もふまえ、わかりやすい情報提供をお願いしたい。

○緻密な測定と考察がなされています。今回のデータを基に行政に活かしていかれることを期待しています。

○徳島県の実態がよく分かりました。今後、規制のための調査を継続されることを期待しております。川内は工場も多いのでは?

○大気中アンモニア濃度を地域特性が明確に示されています。今後は、このデータをどのように生かすかに興味があります。

○目標を達成しており有意義な研究であったと判断する。様々な要因に左右されやすい結果ではあるようだが、県内各地域毎の傾向について詳しく報告されており十分な成果が出されていると判断する。

○・目標クリアか?新規性:県内の大気中アンモニア濃度とその特性を明らかにしており、過去に同様のデータが存在がないため、意義深い成果である。
・実用化:大気中アンモニア濃度の分布特性と産業との関連を考察しており、今後の大気質管理の基礎的情報として有用である。川内局の局所的な高濃度の出現については、可能性の提示ま で行なった。
・普及方法:本県の大気質管理として留意すべき点について、示せる重要な基礎的情報を提示できている。

○徳島県における大気中アンモニア濃度の実態を把握することができたのは評価できる。大気中アンモニア濃度は、鶏舎、牛舎などに影響を受けやすく、地域差が生じる。徳島県全体を見た時に、大気中アンモニア濃度が、今後どのような影響を与えるのか、この研究成果が生かされることを期待する。