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令和5年度第1回試験研究評価委員会評価結果(事後評価1)

令和5年度第1回徳島県立保健製薬環境センター試験研究評価委員会

事後評価結果1

〈課題名〉病原体サーベイランスにおけるウイルス検査法の検討

評価結果
採点結果(出席全委員の平均点) 評価項目
4.6点(5点満点) 「成果」のみ
試験研究評価シート
主なコメント

○・呼吸器系疾患の原因ウイルスをはじめとする複数のウイルスをMutiplex PCR法を用いて同時に検出する検査法が確立され、従来よりも迅速に疾患原因ウイルスを同定することが可能となった。
・臨床検体からの病原体遺伝子検査法の検査標準作業書に基づく検査体制を維持継続するとともに、さらなる効率化についても引き続き検討いただきたい。

○従来の手法に比べ、多数の病原体を迅速に検出できる条件を確立されているのは、大変有意義である。すでに週報作成に活用されている。

○検査が迅速かつコストカットできたことが評価に値する。

○従来法よりも迅速かつ感度上昇し、コストもカットできる検査法を確立した点、また医療機関にとっても有用な情報を速やかに提示できる点を評価しました。

○目標を達成しており、有意義であったと判断する。情報提供の迅速化が実現できており、十分な成果が出されていると判断する。

○・目標クリアか?:遺伝子検査方法の変更による効果を定量的に比較評価できており、目標をクリアしている。
・新規性:新規性としては、対象となるウイルスを増やすことができた点は評価に値する。
・実用化:低コスト化を目標としており、検査コストを定量的に示せており、実用性が高い。特に数週間レベルで情報公開を早めることができたこを示せたことは、重要な成果である。
・普及方法:すでに成果が実務に用いられており、普及が実現できている。

○従来の方法であれば、原因ウイルス同定まで約4日要するが、Mutiplex PCR法を投入することにより検査日数が約1日に短縮することができたことは、非常に有益である。また、従来の検査法よりも検出感度が高いところも評価できる。また、ヒトパレコウイルス、サイトメガロウイルス、EBウイルスを、Multiplex PCR法に加えるなど独自性も見られる。